2020年4月ニュース

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From 網走ニュース 30

給付金「10万円」 網走市議は受け取るの?

コロナ対策、国は一律に給付

16人の議員 その使い道は?

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国は対象者に一律10万円を支給する。網走市民への支給日はいまのところ未確定だが、コロナ危機により生活が困窮している市民にとっては待ち遠しい現金だ。支給対象者に公務員や政治家なども含まれるていることについては、さまざまな意見がある。そこで、網走市議会の16人の議員は10万円を受け取るのか、調べてみた。(大・記者)

 

(↑網走市議会の16人の市議=市のHPより=)

■おさらい 「10万円給付」について、改めて簡単に説明する。対象者は4月27日時点で住民基本台帳に氏名が記録されている人で、収入による条件はない。年金受給者、失業保険受給者、生活保護の被保護者も対象に含まれる。

対象者には一律10万円が支給され、申し込みに必要な申請書は市町村から世帯主宛に郵送される。申請書に記入した上、振込口座の確認書類、本人確認(枚ナンバーカード、運転免許証など)書類の写しを一緒に市町村に郵送する。

給付開始日は市町村によって異なる。網走市の場合は、5月1日の臨時市議会に提案された関連予算が可決されしだい、本格的な準備作業が始まる。

■政治家 コロナ危機により、網走市内のホテルや飲食店の来客数は激減し、伴って収益・収入の落ち込み、そのペースに歯止めはかからない。

こうした中、網走市議会の16人の市議は「10万円給付」を受け取るのか気になるところだ。いまのところ、市議自らが「受け取る」「受け取らない」と明確に考えを表明した市議は1人もいないが、民主党系市議は早い段階で記者の取材に対して「私は受け取ります」と即答。その理由を「『もらわない美徳』をつくらないためです」とした。

記者はこの民主党系市議とのやりとりを機に、「16人の市議はもらうのか」をテーマに取材しようと思い立った。

■代表者会議 記者が取材を思い立った2日後の翌日(4月24日)、網走市議会は各会派代表会議を開き、この席上で「10万円給付」の扱いが議題にのぼったという。出席した市議の情報によると、「網走市議会としては給付金を受け取ることにしました。ただし、その10万円は何らかの形で網走に還元する―ということが大前提にあります」

この市議の情報が正確なのか裏付けるため、記者は井戸達也 議長に電話取材した。

井戸 議長は早朝の電話取材にもかかわらず、快く取材に応じてくれ「網走市議会としては10万円給付金を受け取り、網走市に還元します」。各会派代表者会議での“申し合わせ”は事実だったことを確かめられた。

■もらわないと… 10万円給付金について、網走市議の中堅議員は「我々が給付金をもらわないと、そのお金は網走市に入ってこないことになる。政治家として『もらわない』と言えば格好いいかもしれないが、私が申請することでほぼ確実に『網走市に(私の分の)10万円が入ってくる』と考えます。私はこの10万円すべてを市内の飲食店で使います」と取材に応じてくれた。

~・~・~

10万円給付についての窓口は、網走市の場合は市役所の戸籍年金課が窓口になります。給付までの流れについて不明な点があれば、遠慮せずに同課(0152・44・6111)へ問い合わせて下さい(網走市民に限りますが…)。市役所以外でも、16人の市議に聞いてもらってもOKです。こうした市民の疑問に応じることも網走市議会議員の役目ですから。一票を投じた市議の顔と名前を思い出し、その方に気軽にお問い合わせ下さい!

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From 網走ニュース 28

コロナ対策の観光振興策

市議会判断は「NO」

水谷市長「ちゃぶ台返しはやめて」

新型コロナウイルスの緊急対策として、網走市は20日の臨時市議会にプレミアム商品券の発行などを盛り込んだ総額4億2230万円の一般会計補正予算案を提案し、980万円を減額して可決された。減額した「980万円」は観光振興費(※)で、事実上は否決されたのだ。オール与党とも揶揄されていた網走市議会が、水谷洋一 市長に「NO」と言った背景には何があったのか―。複数の市議などへの取材を基に時系列で紹介する。(大・記者)

※5月からの4回、全道版の新聞に「元気です。網走」といった感じのメッセージ広告を掲載する予定だった

(↑4月20日の臨時市議会・総務経済委員会=市のHPより)

■4月8日 市側は臨時議会に提案するコロナ緊急対策の関連予算案を「議員全員協議会」(非公開。すべての市議が出席する)で説明。一部の市議は、観光振興策に疑問を呈したほか、他市の独自支援策を市に伝えたという。

■4月13日 臨時議会の招集告示。伴って市議会の各委員会が開催され、総務経済委員会(市議8人)に改めて、市側から緊急対策の関連予算などが説明された(内容は8日の説明と同じ。ルール上、委員会で市議は質問できない)

■4月16日 安倍首相が、コロナ感染者急増を受け、北海道を含む40府県に緊急事態宣言を発令。情勢はまたしても急変する。

■4月17日 20日の臨時市議会に向け、網走市議会の各会派の代表者会議が開催。緊急事態宣言により情勢がさらに悪化したことで、各市議には救済を求める市民の声が多数寄せられていることから、井戸達也 議長は各会派ごとに市民の要望を書面にまとめ、水谷洋一 市長へ提出することを提案。全会派は賛成。同日午後3時まで意見書をまとめることを申し合わせ、同日夕方、井戸 議長は川田昌弘 副市長に提出した(水谷市長は不在だったため)。

■4月20日 臨時市議会が開会し、観光振興事業(新聞広告の件)の予算案は、総務経済委員会で審査。委員6人が緊急事態宣言で情勢が一変したことを踏まえた上で、広告掲載の時期や効果を疑問視し「反対」を表明した。

明確に反対した市議のうちの2人は、水谷市長を支える側の与党会派に所属している。

■20日午後1時25分 臨時議会で総務経済委員会は審査中、4回休憩に入った。4回目休憩は午後1時25分から同56分。この時、同委員会の市議たちのもとへ水谷市長が突然現れる。
水谷市長は語気を強め「ちゃぶ台返しのようなことはしないでほしい」と、提案議案に賛成するよう求めた。この様子を見ていた複数の職員は「あのような水谷市長は初めて見た」。結果的に観光振興策は否決。

■20日の夕方と夜 臨時市議会の閉会後、明確に反対を表明した与党会派の複数の市議が水谷市長に呼ばれる。「市議の1人は強い口調で反対した理由を尋ねられたらしい」(関係者)
―・―・―・―
取材を通じ、議会側は臨時市議会前に水谷市長へ「市民が求める救済策」を伝えていた。観光振興策が否決に至った要因として①緊急事態宣言を節目に情勢は急変したのに、市側の対策内容は当初と何も変わらなかった②水谷市長が各市議に伝える対策内容と、担当職員への指示内容に”ギャップ”があった―と考えられる。

その「”ギャップ”は臨時議会での市職員の答弁内容でも露呈し、一部市議の水谷市長への不信感へとつながり、否決―となったとも考えられる。

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From 網走ニュース 27

ホタテ稚貝放流 人手不足でピンチ

農大生 コロナ影響で確保困難

「やる気のある人」募集しています!

網走市の特産魚種の一つホタテ。ホタテの水揚げから出荷までは様々な行程を経るが、重要な仕事の一つに「稚貝を水揚げ」「水揚げした稚貝をかごから取り出す」作業がある。この作業の大半はアルバイトによって進められ、網走においては東京農業大学網走の学生の協力が欠かせない。しかし、今春は新型コロナウイルスの影響で同大は休校状態が続き、学生の大半はいまだに”網走に帰ってこられない“でいる。稚貝の関連作業に支障をきたすことを懸念した網走漁協は先日から、学生以外の一般市民を対象にした求人広告を出すなど対応に追われている。(大・記者)

「臨時作業員募集」―。市内で配布される新聞などに掲載された求人広告主は網走漁協で、ホタテの稚貝放流に協力してくれる人を求める内容だった。(上の写真は日刊FP伝書鳩の4月28日付け紙面に掲載される広告)

網走漁協によると、稚貝の放流作業は例年5月下旬から6月上旬に行われる。作業にたずさわるのは、乗船・陸上作業含め総勢1千人ほどだが、今年は”異変“が起きている。コロナの影響だ。

(下の3枚の写真は網走市のHPより)

「まだ、いつもの半数ほどしか確保できていません」と嘆くのは、網走漁協の担当者だ。アルバイトが集まらない要因は、コロナウイルスの影響で“網走にいる”農大生が少ないためだ。

いつもだと、農大は4月から新学期が始まる。今年はコロナの感染予防の観点から、大学は休校となっている。休校は北海道が緊急事態宣言を発令した2月下旬から継続され、春休み時期に合わせて道外の実家などへ帰省した学生たちの大半はいまだに網走へ帰ってこられないという。

 

東農大網走は平成元年に開学。これまで、新型インフルエンザの影響で大学祭が中止になるなどしたが、今回のコロナ危機のように「大半の学生が網走に帰ってこられない」という事態は初めてだ。

ホタテの稚貝放流の作業員がなかなか確保できないという前例のない出来事は、網走市にとって農大生は欠かせない存在であることを改めて証明した。市内の漁業事情に詳しい網走市議は「今回の件で農大生がいないとまちの産業が立ち行かなくなることもありうる、ということが骨身にしみてわかりました」と話す。

コロナ問題が終息するには、まだまだ時間がかかりそうだ。伴い、東農大網走の学生が網走に帰って来られる時期の不透明さは増すばかりである。こうした現状の中、ホタテの稚貝放流の時期は刻々と迫る。

作業員を確保できない危機感は、網走市役所にもある。まちの主産業に影響が出ることを避けなければ、ただでさえ苦しい財政がさらにひっ迫することが予想されるためだ。

市役所は公式HPに求人案内を兼ねた記事を掲載するなど異例の対策を講じ、作業員の確保に力を入れている。

網走漁協は「求人広告を掲載後、市民からの問い合わせが増えています。興味のある方は気軽に尋ねて下さい」と呼びかけている。

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From 網走ニュース 25

観光施設「廃墟」の行方

団体型観光の終焉を象徴

網走市郊外の海岸沿いに廃墟と化した建物がある。一部の窓は割れ、壁も朽ちている。美観を損ねることから、網走市役所は何らかの対策を講じたいところだが、法律の問題や多大な財政負担が“大きな壁”となり、簡単には手を出せないのが実情だ。この建物、バブル期に建設され、北海道観光ブームにより一時はにぎわっていた。しかし、観光形態が団体型から個人型へとシフトチェンジしたことと、バブルが弾けたことにより、運営会社は経営に行き詰まり倒産した。この建物の繁栄から倒産までの時代背景、そして今後などについて調べてきた。(大・記者)

■バブル期にオープン 建物は網走藻琴地区の国道244号沿いにある。道路をはさんだ向こうにはオホーツク海が広がる。知床方面から車で来る人たちにとって、このエリアは網走の玄関とも言える。北海道らしい、のどかな風景が広がる中、廃墟が目に飛び込んでくる。

「オホーツクマリンパレス」(以下、マリンパレス)―。この廃墟はかつて、この名称で呼ばれ、地元住民をはじめ観光客や旅行会社などに親しまれていた。

マリンパレスは1992(平成4)年にオープン。高知県に本店を置く株式会社Fが所有し、運営していた。観光みやげ品などを販売していたほか、レストランも併設し、団体・個人客の食事に対応していた。

オープンしたころはバブル期で、網走市を含む北海道は国内旅行の人気エリアになっていた。この時代、北海道の旅行スタイルの主流は「団体型」だ。大半の観光客は旅行会社が企画した北海道ツアーに参加し、同じ飛行機に乗り、バスで移動し、食事をし、同じホテルに泊まり、翌朝になればまた同じバスに乗り込み、移動する―というスタイルだ。この旅行スタイルは「団体型」と呼ばれ、ツアーには必ずと言っていいほど旅行会社が派遣した添乗員が同乗し、あらゆるサポートしてくれた。

網走観光の空の玄関である女満別空港にはかつて、羽田発の航空会社3社が乗り入れる「トリプルトラッキング」の時代があった。それだけ、道東の観光旅行は人気で観光関係業界にとって“ドル箱”だった。

マリンパレスはそんな時代に誕生し、四季を問わず観光客でにぎわった。

20年ほど前まで観光バスの運転手をしていた男性市民は振り返る。

「夏、そして流氷時期のハイシーズンはマリンパレスの駐車場は観光バスでいっぱいになった。特に昼食の時間帯はバスであふれ、専属の誘導員がずっと外に待機していたほどです」

この男性の証言によれば、マリンパレスの駐車場の収容台数は大型バスで10台ほど。1台に約40人が乗れるため、かつてのマリンパレスは多い時間帯で400~500人の入り込みがあったと推測される。団体客はマリンパレス内での昼食前後、施設内の土産コーナーでショッピングを楽しむ。単純計算でも、この時代の売り上げは相当なものだったと察することができる。

■終焉 マリンパレスの繁栄はそれほど長くは続かなかった。01(平成13)年11月、F社は高知地方裁判所で民事再生手続きを開始。翌年12月17日、民事手続廃止の決定と同時に破産宣告。05(平成17)年10月、F社は登記上からも姿を消した。関係者によると、マリンパレスは02(平成14)年で閉鎖され、それから20年ほど経った現在まで無人状態が続く。

マリンパレスを象徴する巨大オブジェがかつての駐車場に設置されていた。オブジェは「流氷の女神」と名付けられ、ギリシャ像を思わせるたたずまいだった。台座を含めると高さ10mほどはあっただろうか。とにかく目立っていた。

F社が倒産し、マリンパレスが閉鎖された後もこの巨像は設置されていた。風雪、潮風などで傷みは進み、像の表面の塗装ははがれ落ち、不気味なオブジェと化していった。

11(平成23)年10月、網走に台風23号が到来。オブジェは強風によって倒壊した。

倒壊したオブジェは通行市民らにとって危険なものであることから、当時の市職員が自らの手で撤去した。

■難しい問題 廃墟化が進むマリンパレス。市民の一部は市役所に対し、「観光地・網走のイメージを悪くする」「景観を損ねる」ことを主な理由として、施設の解体を求める声を寄せた。市役所もどうにかしようと対策を練るが、法律の壁が立ちはだかり、具体的な解決策を見出させずにいる。

法律の壁とは何か―。簡単に言うと、建物の所有者の了解がなければ、行政といえども簡単に解体工事に着手できないのだ。では、所有者に相談すればいいのではないか―となるが、市の担当者によると、F社はもう存在せず、当時の取締役も行方不明の状態だそうだ。

網走市役所は解体の「代執行」を検討したこともあった。10年ほど前のことで、解体費は4、5千万円と見積もられた。準備を進めている最中、建物に関する債権がまだ残っていることが判明。多額であったため、市の担当者は権利者との直接交渉に臨んだが、市の負担額が減る見込みはなくなったことから、「代執行」による解体は断念した。

■条例制定 網走市は18(平成29)年、空き家対策計画を策定し、関連条例も制定した。条例では、空き家対策を講じない所有者に対しての行政対応などを明確しているが、マリンパレスが該当しない部分は多い。例えば、条例では、倒壊の恐れがあり周囲にとって危険な状態であれば行政対応しやすいが、マリンパレスに隣接する建物はなく、所有者が不明ということで、市役所は歯がゆい思いをしているようだ。

かりに解体の「代執行」をするとしても、解体費は「現在だと費用は1億円を超えるかも」(関係者)しれず、市民の理解を得られるのは難しい金額だ。

■網走を象徴? マリンパレスの成功、そして終焉、廃墟化―。網走の観光の歴史に詳しい80代の男性市民は言う。

「マリンパレスがたどっている道は、ひょっとすると網走観光がたどってきた歴史の凝縮からもしれない。建物は解体することもできず、無残な姿をさらし続けている。何か網走の将来を暗示しているのかもしれません」

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界経済は停滞している。網走市も同様で、市内ホテルの大半は休業状態となっている。網走への観光客の入り込み・宿泊数は10年ほど前から減少を続け、そのペースに歯止めをかけられないまま、コロナ危機を迎えてしまった。

マリンパレスの解体、網走観光の復活は、ときの市長が相当な覚悟を持って取り組む案件となりそうだ。

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From 網走ニュース 23

連載「水谷市長の給料~静かなる変更~」パート3 完

報酬審議会とは?

開催の有無 市長判断

議会や報酬審議会などでの議論をせず、水谷洋一市長が自身の給料月額を76万円から95万円に変更したことを機に、3月の定例市議会では複数の市議が関連質問をした。答弁で水谷市長は「関係機関と、報酬審議会についてよく相談をしたい」とした。ただ、条例では、同審議会の会議を招集するのは市長と定められており、水谷市長が任期中に開催するのかは不透明だ。 (大・記者)

〔↑友好都市の沖縄県糸満市、神奈川県厚木市の市長給料との比較〕

■市長が招集 市の附属機関の一つに「特別職報酬等審議会」がある。議員の報酬、そして特別職の市長、副市長,
教育長の給料の額について審査する。常設ではなく、必要に応じて開催される。

報酬審議会が属する執行機関は「市長」と定められている。構成員は7人で、審議が終了した時点で解嘱される。

会議の招集は原則、会長がする。ただ、市の報酬審議会は1995(平成7)年度以降、開催されておらず、現時点で会長は存在しないため、招集するのは水谷市長となる。

つまり、条例上では水谷市長自身が、報酬審議会の開催の有無についての権限を持っているのだ。水谷市長が会議を招集しない限り、給料月額95万円の妥当性について審査する機会はない、というわけだ。

ただ、3月の議会答弁で水谷市長は「関係機関と相談したい」としており、市議会などから報酬審議会の開催を求める声が大きくなれば、水谷市長は会議を招集するかもしれない。

■構成メンバー 前回(95年)の報酬審議会は、商工・漁業・農業・女性・労働・青年団体の代表者6人と学識経験者1人で構成された。会長は、当時の商工会議所会頭が務めた。
もし、水谷市長が報酬審議会の会議を招集すれば、構成メンバーも人選せねばならない。市の担当職員によると、「構成メンバーの人選準備には着手していない」(4月9日時点)という。
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市長の給料「95万円」が高いのか、安いのか―。それは人それぞれの価値基準によっても異なる。ただ、網走市の台所事情はかなり厳しく、しかも今はコロナ危機の真っただ中だ。収入が激減し、将来の見通しが立たないオーナーや市民は少なくない。

こうした状況の中だからこそ、市長給料「95万円」の妥当性について、役人以外の第三者により議論する必要があると考えている。

※オホーツク管内のニュースは、日刊FP伝書鳩( https://denshobato.com/ )で紹介されています。チェックしてみて下さい

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From 網走ニュース 22

コロナ危機、網走も深刻

”市民の足” 網走バスの状況は

新型コロナウイルスの感染者急増を受けて国が発令した緊急事態宣言に伴い、網走市の経済情勢や市民生活は厳しさを増し、公共交通の維持・確保などといった問題も浮上してきた。網走の諸問題が刻々と変化・多様化する中、国民民主党網走支部は水谷洋一・網走市長に要請書を提出するなど、市内の関連団体などによる救済措置を求める動きが目立つようになってきた。同党の要請書にも盛り込まれている、公共交通の一つバス会社の深刻さをリポートする。(大・記者)

(↑乗客が激減する網走バス。観光バスなどがずらりと並んでいた=4月22日午後5時=)

市は4月20日、コロナ危機の緊急対策としてプレミアム飲食券の発行などを盛り込んだ補正予算案を臨時市議会に提案し、一部事業費を縮小した上で可決された。ただ、この緊急対策だけでは、減収者の助成措置や公共交通機関への支援などといった諸問題の解決にはつながらない。

例えば、公共交通機関の網走バス。同社によると、路線バスの乗客は前年比で半分ほどに落ち込み、女満別空港までの路線は「7~8割のダウン」(同社)といった状況だ。

団体ツアーなどに対応する観光バスはさらに危機的だ。

同社は24台の観光バスを所有する。北海道の鈴木直道知事が全国に先駆けて緊急事態宣言したあとの2月下旬以降、同社の観光バスは1台も動いていない。つまり、観光バスのオーダーはゼロというわけだ。

事態はもっと深刻だ。

コロナ問題による臨時休校措置に伴い、同社が網走市教委から受託するスクールバスも運行休止になっている。路線バス、定期バス、観光バスの乗客激減、そしてスクールバスの運行休止にダメージは大き過ぎる。

もし、網走バスが経営難に陥り、バスを運行する体力がなくなったら―。

全人口に占める高齢者の割合が増え続けている網走市にとって、社会問題となる。JR北海道は網走発着の石北本線、釧網本線を単独では維持困難な路線としおり、網走から鉄路が消える可能性もゼロでない。そして、今回のコロナ危機の影響で市民の足でもある路線バスもなくなってしまうとしたら、網走市は自治として機能しなくなるかもしれない。これは極端な例ではあるが、今の網走には「まさか」と思われるような問題が浮上しつつあるのだ。

同社は「この先、どのようになってしまうのか不安。感染の拡大が早期に収まるのを願うばかりです」と取材に応じてくれた。

※国民民主党網走支部の要請文などに関するニュースは、後日の日刊FP伝書鳩( https://denshobato.com/ )に掲載されます。チェックして下さい。

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From 網走ニュース 20

連載「水谷市長の給料~静かなる変更~」パート3その2

川原田市議も審議会設置求め

自身の給料月額を76万円から95万円に変更した網走市の水谷洋一市長の判断、そして決断までの経緯について、川原田英世 市議(民主市民ネット)は3月の定例市議会・予算等審査特別委員会(予特)で、今後は報酬審議会を設置する考えはあるのか質問した。この質問に水谷市長は答えず、代わりに担当職員が「関係する機関とよく相談します」と述べた。(大・記者)

(↑質問する川原田市議=市のHPより=)

■市議も問題視 水谷市長の給料が76万円から95万円に変更したことについて、本紙は市議会や報酬審議会に諮らず、議論を一切しない中で結論を出したことを疑問視している。連載「~静かなる変更~」のパート1、2の掲載後、複数の市議が市議会で報酬審議会について質問をするのは、今年3月の定例会が初めてだった。一部ではあるが複数の市議も、水谷市長の今回の判断を問題視しているわけだ。

■職員が答弁 川原田市議は、3月12日の予特で「報酬審議会を今後、設置する考えはあるのか」と質問。この質問は、水谷市長自身に関わる案件である。原則論だと、水谷市長が答弁すべきだが、登壇したのは職員給与を担当する職員だった。

担当職員は川原田市議の質問に対し、「先日の村椿市議(日本共産党議員団の村椿氏は定例会の代表質問で水谷市長に給料を上げた理由を尋ねた)からの質問に(水谷市長が)答弁した通り、関係する機関と特別職報酬審議会について、よく相談したい」と答弁した。

■重い意味 市長の給料月額を20%減額し、76万円にしたのは前市長の大場脩氏である。大場氏は任期中、報酬審議会を一度も開催していない。その理由について「報酬審議会で私を含めた3役(助役、収入役)の減額についての議論が始まれば当然、『議員報酬も減額だ』という流れになってしまうことが予想された。私はそこは避けたいと考えました」と、本紙の取材に答えている。

網走市において、報酬審議会は1995(平成7)年以降、一度も開催されていない。今年3月の定例市議会で水谷市長は今後、報酬審議会を開催する考えがあることを示した。
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市議会での水谷市長の答弁は重い意味を持つ。本紙は可能な限り、チェックを続けたい。次回は「報酬審議会」の開催目的、委員構成などについて紹介する。

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From 網走ニュース 18

「網走マラソン」やるの?

水谷市長を中心に検討中

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中、網走市民の一部から、9月27日開催予定のオホーツク網走マラソン(フルマラソン定員2600人)の開催有無についての問い合わせが、本紙に寄せられるようになった。市内での感染拡大を懸念する意見が大半で、同大会を主催する実行委員会事務局などを取材した。 (大・記者)

(↑昨年の大会。フルマラソンのスタート地点である網走刑務所前)

網走マラソンは市内最大規模の観光振興スポーツイベントで、フルマラソンには毎回2千人以上がエントリーしている。水谷洋一市長の公約として実現し、運営には毎回1200人ほどの市民ボランティアが協力する。

本紙に寄せられる市民の問い合わせは数日前から目立つようになった。その理由について記者は、美幌町が8月2日に開催予定だった大規模スポーツイベント「デュアスロン大会」の中止を早々に決定したことが、新聞などで報道されたことが主因だと考える。

本紙に寄せれた市民の声を集約すると、「国内外から不特定多数の人が集まることによる市内でのコロナウイルスの感染拡大」に対する不安だった。

網走マラソンを主催する実行委事務局(市観光課内)は本紙取材に対して「現時点(4月13日)では開催を決定しておらず、『開催有無の検討中』です」と答えてくれた。事務局は最新の”コロナ関連情勢”を見極めながら、開催の有無に向けた情報収集などに力を入れている。

当初、今年の網走マラソンの参加受け付けは4月1日からだった。しかし、コロナウイルス問題を受け、エントリー開始日を同24日に延期する措置を取った。

大会実行委の関係者は「開催の有無の方向性は、エントリー開始日の『4月24日』までにはまっきりすると考えている」と話す。最終決断権は実行委にあるが、網走マラソンには人一倍強い関心を抱く水谷市長の考えも十分に反映されると予想される。

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From 網走ニュース 17

連載「水谷市長の給料~静かなる変更~」パート3その1

定例市議会で議員2人が質問

「報酬審議会で相談したい」

新型コロナウイルスの影響により、網走経済は危機的状況だ。客足が途絶えた飲食店などは、これまでに経験したことのない減益・減収にあえぎ、絶望感を漂わすオーナーもいる。こうした中、3月の網走市議会では、2人の市議が水谷洋一市長の給料月額について質問した。水谷市長や担当職員の答弁は「(今後は)報酬等審議会で相談したい」。”コロナ危機”の真っ只中にいる今、連載「~静かなる変更」パート3をスタートさせる。(大・記者)

■76万円→95万円に 水谷市長は一昨年12月、自身の月額給料をそれまでの76万円から95万円に変更した。「増額したのでなく、条例で定める額に戻した」との論理だ。本紙は、市議会や報酬審議会などに諮らずに、76万円から95万円に変更した点などについて、昨年から続ける連載記事を通じて問題提議している。

■代表質問 3月10日の定例市議会での代表質問(市議で構成される各会派の代表が水谷市長に質問する場)で、日本共産党議員団の村椿敏章 市議は、市の財政状況が苦しい中、なぜ市長を含む特別職の給料に関する条例を改正せずに自身の月額給料を19万円増額したのか、問いただした。

水谷市長は、市長給料を20%減額する条例期間が2018(平成30)年11月に終了したことから、「条例で規定されている額(96万円)に戻した」と答弁した。本紙記者のこれまでの取材に対する答えと同じだったが、村椿市議に対しては「条例の取り扱いについては『関係機関と網走市特別職報酬審議会について、よく相談したい』」と踏み込んだ。
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村椿市議の質問に対する水谷市長の答弁内容の最大のポイントは「報酬審議会について、よく相談したい」との部分だ。水谷市長は今後、自身の給料月額について報酬審議会にも諮る考えがある、ということを議会で表明したわけだ。

ただ、コロナ危機が深刻化する今、自身の給料月額(95万円)について、報酬審議会に諮ることを明言したわけではない。
次回は、川原田英世 市議(民主市民ネット)の質問に対する担当職員の答弁などを紹介する。

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From 網走ニュース 16

マスク「朝イチ陳列・販売」やめます

サツドラの試み ツルハも同様に

網走市民の反応は?

新型コロナウイルスの感染拡大に伴ったマスク不足問題。網走市内のドラッグストアでも毎朝、マスクを求めて並ぶ市民の姿があった。早朝からの長蛇の列は「車の渋滞」など引き起こし、網走でも社会問題化しつつあった。こうした状況を苦慮した、札幌市に本部を置くドラックストアーチェーン「サツドラ(サッポロドラッグストアー)」は、店舗でのマスクの販売方法を大胆に変更した。マスク入荷後の「朝イチからの陳列・販売」をやめたのだ。網走市民の反応は上々で、市内や隣町の大空町にあるツルハドラッグも同様の試みをスタートさせる。(大・記者)

(↑サツドラ網走店)

網走市内にある「サツドラ網走店」(つくしヶ丘地区)。同じ商業エリアには「ユニクロ」「モスバーガー」などの店舗が並ぶ。“マスク問題”が顕著化した今年2月下旬以降、サツドラ網走店でも“早朝行列”が出現するようになった。

サツドラ網走店の“早朝行列”に並んだ経験のある70代の男性市民。「行列は多いときで80人くらいになったかな。朝の5時半くらいから並ぶ人もいました」と教えてくれた。別の男性(70代)は「店が開くまで立ったまま待っていると足が痛くなるからパイプ椅子を持参してくる人もいましたね」と証言する。

早朝行列は網走だけではなく、全国的な問題らしい。今、日本国民の大半はマスクを求めて苦労しているようだ。しかし、早朝行列が日々続くと、あらゆる問題が起きるようなった。「車の渋滞」「無断駐車」「販売店員のストレス」などだ。

こうした状況に悩んだ、サツドラは4月に入り、決断をする。店舗でのマスク・消毒液などの販売方法をがらりと変えたのだ。

(↓サツドラの公式ツイッターより)

「開店時の販売中止」を打ち出し、この試みは当然、サツドラ網走店でも導入されている。サツドラ網走店の正面玄関に販売方法を変更したことに理解を求めるチラシが貼られており、サツドラは公式HPやツィッターなどでも周知している。

「開店時の販売中止」にしたことで、網走市で“早朝行列”の姿はなくなった。おそらく、全国的にもこの問題は解消したと思われる。ただ、サツドラ網走店の玄関前で、この試みを周知するチラシを読んでいた高齢の男性は「マスクを売るのをやめたのか?」と勘違いしており、記者はこうした誤解が生じているケースもあるかもしれないなと感じた。

新たな販売方法は、開店時には販売せず、入荷されれば従来通り店舗に陳列し販売する。ただし、陳列・販売をする時間を来店者には伝えないシステムだ。

(↓サツドラの公式ツイッターより)

マスク販売方法の変更については、サツドラの富山社長自身が動画サイトのユーチューブで説明するほどの力の入れようだ。富山社長は動画で、マスクの状況やサツドラの今後の対応などについてわかりやすく説明。増産体制のマスクだが、政府の方針で医療現場などへ優先的に配布されている現状については「正常なことだと思います」との考えを示した上で、サツドラとしての販売方法について「(これまでは)開店と同時に入荷した場合は商品を出していた」ことに対し、「販売方法に関しては我々も苦慮してきた」と説明した。そして「朝並べない人は買えないとか、皆さま平等に行きわたるためにはどうしたらいいのか。また、販売方法で混乱しないためにはどうしたらいいのか。社内でも悩み、議論を重ねてきた」と明かした。

サツドラの決断は、「開店と同時にマスクや消毒液の販売を中止する」ということだった。発表後の反応について、富山社長は動画で「思いがけず大きな反響をいただきました。ほとんどがお褒めのお言葉」と説明した。

サツドラが朝イチ販売をやめた理由は2つ。

理由の1つは「朝の行列問題」だ。行列ができることで「クラスターを生む」懸念と「車の渋滞・路上駐車」「店舗従業員のストレス」という問題が発生していた。

理由の2つ目は「購読機会の平等性」で、「朝並ばないと買えない」人に配慮した。

サツドラの試みは、同じ業界内で広がりつつある。

網走市内にあるツルハドラッグつくしヶ丘店は4月15日以降から、女満別店は同21日から”朝イチ陳列・販売“をやめることを店頭のチラシなどを通じて周知している。

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From 網走ニュース 14

逃走した不審者 まだ逮捕されず

小中学校、登下校は保護者同伴

介護老人保健施設「いせの里」敷地で給食委託業者の男性社員を切り付けて逃走している不審者はいまだに逮捕されておらず、不安を募らせる市民は少なくない。一方で「逮捕された」との噂が飛び交い始めているが、網走署に確認したところ「逮捕に至っていません」(4月14日午後4時半過ぎ)。網走市教委によると、臨時休校とした市街地の8小中学校は明日、再開する方向で準備を進めており、当面は保護者同伴による登下校を義務付ける。(4/14PM18:06 配信)

同施設敷地内で4月14日午前4時50分ころ、給食委託業者の男性社員が不審な男に切りつけられた。不審な男はその場を立ち去り、網走署は傷害事件として捜査を進めている。

同日午後以降、市民の一部では「施設敷地内に隠れていた男が逮捕された」などとの噂が飛び交い始めた。耳にした記者は同日午後4時半過ぎに網走署へ確認したところ、同署は否定。噂は誤情報だったようだ。

記者は同署に逮捕の有無を確認後、同施設へも電話取材した。事務局は「逮捕されたとは聞いていません。噂が噂を呼んでいる感じがします。早く、逮捕されてほしいです」と話していた。

関係者によると、頬と腕を切り付けれた男性社員は軽傷で済み、元気な様子だったという。

今回の騒ぎで臨時休校となったのは、市街地の小学校5校と中学校3校だ。臨時休校措置はこの日だけで終わり、「明日からは通常通りに学校を再開する方針です」(同市教委)

ただ、当面は保護者同伴での登下校を義務付ける。また、同市教委職員や市防犯協会などによる朝・夕のパトロールを実施し、児童生徒の安全を見守る。

コロナウィルスの影響で不便な生活が続く中に起きた事案。ただでさえストレスを抱える児童生徒の保護者や子育て中の市民たちの不安・不満はさらに増している。早期の解決を願うばかりだ。


From 網走ニュース 14

いせの里 傷害事件

不審者、これまでも無断で立ち入る

網走署の発表によると、4月14日午前4時50分ころ、網走市潮見地区にある介護老人保健施設「いせの里」敷地内で、不審な男が果物ナイフのような刃物で施設関係者を切りつけ、その後逃走した。同施設から通報を受けた同署は、傷害事件として捜査を進めている。また、網走市教委は男が逃走していることから、市街地の5小学校と3中学校を臨時休校にした。(4/14AM11:34 配信)

動画は Twitterで配信していいます)

同施設事務局によると、男は同施設裏にある物置の間で立ち小便をしていたところ、出勤した給食委託業者の男性社員に注意され、もみ合いにあった。男を抑え、施設の管理室へ連れていく途中、男は刃物で男性社員の頬と腕を切りつけた。男性社員は軽傷らしい。

男はこれまでも、同施設の物置に無断で立ち入っていたようだ。同施設事務局によると、昨秋と今年3月の計2回、物置付近にいた男が目撃されている。目撃したのはいずれも、切りつけられた男性社員だった。

同施設は今年3月、無断で物置に立ち入る男がいることについて、網走市防犯協会と網走署に相談。同署からは、不審者を見かけたときは即座に110番通報するよう指示されていたという。

同施設を運営する社会福祉法人 網走愛育会の法人本部事務局の鈴木事務局長は「男は何をしたいのかまったく理解できない。このような事件が起きて大変驚いている。市内の小中学校が臨時休校になるなど地域に迷惑をかけて心苦しいです」と話していた。

男の服装は上下が作業服。同署は「付近にお住まいの方は特に、外出の際に不審者を見かけた場合は接近せずに、110番通報をお願いします」と呼びかけている。


From 網走ニュース 14

刃物で施設職員負傷させ

作業服の不審者 逃走中

~網走署の発表文より~

4月14日午前4時50分ころ、網走市字潮見に所在する介護施設の敷地内で、男性が果物ナイフのような刃物を使用して施設関係者を負傷させ、その後逃走するという傷害事件が発生しました。犯人の特徴は、上下が作業服というものです。付近にお住まいの方は特に、外出の際に不審者を見かけた場合は接近せずに、110番通報をお願いします。【配信:網走警察署】

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From 網走ニュース 11

観光名刺を無料配布

まちの宣伝に利用して―。網走市は市民に無料配布する、2020年度版の観光名刺台紙を作成し、利用を呼びかけている。市役所本庁舎1階の案内窓口などで提供し、1人100枚まで。

観光名刺台紙は網走のPR策の一環として、平成2年に始まった。コロナウイルスの影響で網走を訪れる観光客が激減する中、市は名刺による地道な宣伝効果に期待している。

今回は13種類を作成。詳細は次の通りで、問い合わせは市観光課(0152―44―6111)へ。

【横タイプ】①網走湖畔のミズバショウ群生地②エゾキスゲと能取岬③知床連山と感動の径(みち)④流氷砕氷船おーろら⑤オホーツク流氷館⑥博物館網走監獄⑦特産魚種メンメとタラバガニ

【縦タイプ】①花園「はな・てんと」②大曲湖畔園地のヒマワリ③能取湖のサンゴ草群生地④流氷と斜里岳⑤流氷砕氷船おーろら⑥市立郷土博物館

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From 網走ニュース 10

公約「女性職員50%」

4月1日現在で27・1%

採用試験、男性は狭き門

網走市の水谷洋一市長の公約の一つ「2040年度までに女性職員50%」がある。2020(令和2年)度の職員採用試験の総受験者、そして合格者数などを踏まえながら、網走市政では前例のない「女性職員50%」の進ちょく状況などを紹介する。 (大・記者)

■公約 水谷市長は2期目公約に「女性職員50%」を盛り込み、18(平成30)年度までにはその比率を「27%」とする目標を立てた。3期目(一昨年12月~)の公約集には「―50%」との文言は盛り込んでいないが、本紙記者の取材(一昨年10月)に対して水谷市長は「そこのところ(女性職員50%)は前提として取り組ませていただこうと思っておりますので、特に淡々と進めさせていただきたいと思っております」との返答だったため、本紙は3期目公約にも含まれていると判断した。

■27・1% 02年度4月採用の新人職員を含めると、今年4月1日現在の市職員は350人。このうち女性は95人で、全体の27・1%を占める。前年同期26・1%、2年前は25・4%だった。

■「合格倍率」の差 今年4月採用の新人職員数は15人。このうち女性は6人で、全体の64%を占める。こうした女性構成は、過去3年で最も多い割合となった。背景には、保健師と言語聴覚士の受験者がすべて女性だったことなどがある。
次に今年4月採用の合格倍率を男女別で見てみる。

男性は10倍(総受験者60人)、女性は4・5倍(同41人)。「一般事務職」に限定した場合、男性は10倍、女性6・3倍となる。合格倍率の男女差は歴然としており、男性のほうが”狭き門”となっている。

ただ、1次試験(個別面接、基礎能力試験、作文試験)の合格倍率の男女差はさほどないのが特徴だ。

1次試験の合格倍率は男性3・75倍、女性4・1倍。つまり、最終の2次試験(職場適応性検査、個別面接)になると、合格倍率の男女差がぐっと開く。

前市長時代、1次試験は「基礎能力試験」と「作文試験」のみだった。水谷市長が就任(平成23年12月)してから「個別面接」が加わっている。

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本紙は「女性職員50%」の取材を続けている。この公約を達成する主な方法は①採用試験の女性受験者数を大幅に増やす②女性の合格者数を大幅に増やす③男性退職者を大幅に増やす―だ。

管理職の男女比率を同程度にするという公約なら理解できる。「女性職員50%」は、網走市政において前例のない公約である。

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From 網走ニュース 9

「暮らし便利帳」全戸配布

網走市は、転入・出の届け出など各種手続きの案内や施設一覧、関係機関の電話番号などを紹介する冊子「暮らしの便利帳」を作成し、全戸配布している。4月中には配り終える。

株式会社サイネックスとの官民協働により作成。同社は北見市でも同様の冊子を作成・配布した実績がある。網走市の冊子はA4版95ページ。巻頭ページに水谷洋一市長のあいさつ文を掲載し、冊子への理解を求めている。

冊子には災害への備えをはじめ、税金や年金、健康保険などの各手続き案内、教育や医療、ごみ処理などに関する情報を掲載。また、市の施設や教育機関などの電話番号を記した一覧表などがある。

このほか、網走市ガイドとして、観光・自然・文化などに関する情報も盛り込んでいる。網走で初めて暮らす転入者にも役立つ内容になっている。 問い合わせは市広報広聴係(0152・44・6111)へ。

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From 網走ニュース 6

「柄入りマスク」OK

網走市教委が方針示す

スギセンがマスク5千枚寄付

新型コロナウイルスの感染予防策として、網走市教委は市内小中学校での柄入りマスクの着用を認める方針を示した。以前、市内の一部中学校が「柄入り」を認めない考えを生徒や保護者に伝えていたが(その方針は後日に撤回)、同市教委は学校再開に合わせ、保護者に「手作りマスク」の作成協力、そして「柄入りOK」との指針をまとめた。全国的なマスク不足を踏まえ、船具・建設資材の販売などを手がける(株)スギセン=網走市=は2日、同市教委にマスク5千枚を寄付した。

網走市内の小中学校は臨時休校、春休み期間を経て、今月6日に学校を再開。同市教委は各学校にコロナウイルスの感染予防策を伝え、その一つに「柄入り手作りマスク」の着用を認める方針を盛り込んだ。

予防策では、小中学生は校内においてマスクの着用を義務付けている。ただ、マスク不足を入手は困難な状況が続いているた、保護者に対して手作りマスクの作成協力を求めている。伴い「マスクの色柄や素材についての指定はしない」とし、柄入りマスクの着用を認めている。

コロナウイルスの感染拡大が本格化した先月、市内のある中学校に通う生徒が柄入りの手作りマスクを着用して登校した際、校則違反を理由に外すよう指導された。本紙の取材に対し、この中学校は「華美=はなやか、けばけばしい―などとの意味=なものはいけないとの考えから、校長判断で外させました」とし、指導は事実だったことを認めた。

今回、同市教委が柄入りを認めたことで、保護者や児童・生徒は手作りマスクによる校内での感染予防に集中できる環境が整った。

国内でのマスク不足が深刻化する中、(株)スギセンからの寄付は朗報だ。同市教委によると、各学校を通じて児童・生徒に1人2枚ずつ配布した。


From 網走ニュース 6

登記上は”解散”

網走市観光協会

一般社団法人の網走市観光協会は、法務局への手続きを怠ったことから、登記上で昨年12月に解散となっていたことを明らかにした。現在、改めて同法人に登録するための準備を進めているが、現時点では「任意団体」との位置づけになる。同協会の二宮直輝 専務理事は「深く反省し、二度と起こらない体制を構築したい」と話していた。

同協会は2009年(平成21)1月に、一般社団法人として法務局に登記。しかし、12(平成24)年9月の登記変更を最後に、役員の変更など必要な手続きをしなかったことなどから、昨年12月に解散となっていた。

今年3月、同協会は新たな事業を進めるために法人格の登記簿を取り寄せたところ、登記上は解散になっていることに気づいた。法務局への手続きを担当した事務職員は同協会関係者に対し、「手続きの必要性はわかっていた」と話していたという。

結果的に同協会は昨年12月以降、登記上は一般社団法人ではなかった。ただ、今回のケースにおいては「ホームページ上などで『一般社団法人』と名乗るていどは問題はない」(同協会)としている。

一般社団法人に登記されると、社会的信用が増すほか税制上の優遇措置を受けられる。登記上で解散となった4カ月間について、「税制の優遇措置は受けていない」(同協会)。
同協会は今後、改めて法務局に必要書類を提出し、一般社団法人の登記をしたい考え。今月27日の臨時総会を経て、準備を本格化させるという。
二宮 専務理事は「網走の観光振興に力を発揮し、取り組める体制を進めていきたい」と話していた。
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同協会が一般社団法人に登記後、事務方トップの専務理事は4人交代している。二宮氏は昨年7月に就任し、今回の「みなし解散」に気付いた。

調べると、12(平成24)年6月からの1年間にわたり、専務理事が不在だったことがわかった。法人格の登記に関する事務作業を怠り始めた時期とも重なり、当時の事務担当者はいつも以上に煩雑な作業に追われていたかもしれない。

同協会へは毎年、市から1200万円前後の運営補助金が拠出されている。また、委託事業も少なくなく、今回のミスは社会的信用の失墜にもつながりかねない。

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From 網走ニュース 3

宿泊業 1700万円の損失

コロナウイルス影響    網商が実態調査

新型コロナウイルスの影響について、網走商工会議所が今年2月の売上高などについて市内企業に調査したところ、宿泊業(11社回答)の損失額は計1700万円を超えたことがわかった。飲食業の損失も大きく、売り上げは前年と比べ2割以上の減。網商は3月の状況についても調査中で、「(2月より)さらに悪化しているはず」と危機感を強めている。

調査は2月28~3月5日にわたり、網商会員企業880社を対象に、主に選択方式で答えてもらった。212社からの回答を得た。

被害額(損失額)を業種別(建設業は除く)で見ると、宿泊業が最も多く、計1766万6千円だった。宿泊キャンセル数は延べ1121件にのぼり、回答した11社すべてが、コロナウイルスが売り上げ減少に影響したと答えた。

飲食業の影響も大きい。回答した19社の予約キャンセル数は延べ166件、損失額は計978万4千円だった。

業種全体を見ると、コロナウイルスが売り上減少に与えた影響が「ある」としたのは36・3%(77社)、「ない」は63・7%(135社)だった。総損失額は3137万4千円。従業員の安全確保策については、57・5%(122件)が「できている」とした。

回答企業からの意見書には、「作業に必要なマスク、アルコール消毒液などが不足」(製造業)、「繁忙期のはずが回復状況が見込まれない現状に不安が募る」(飲食業)、「政府の初期対応が非常にまずかったのではないか」「3月は想像もつかないほど減るかも」(宿泊業)―などとの声が寄せられた。
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宿泊業の損失額の大きさは、、観光客(特に外国人旅行者=インバウンド=)が激減したことが要因だ。飲食業も危機的状況に陥っている。

北海道観光のハイシーズンは6月からの夏季で、網走も同様だ。コロナウイルスが北海道観光に与える影響が最も大きくなるのは、ハイシーズンを迎える「6月以降」とする専門家もいる。

観光が主産業の一つである網走市に、大きな危機が迫っている。一方、水谷洋一市長はいまだに、コロナウイルスに関する具体的な経済対策を市民に向けて発信していない。

水谷市長はこの危機をどう乗り越えようとしているのか。その判断が注目される。


From 網走ニュース 3

流氷去り、ウニ漁始まる

流氷が去り始めた網走で、ウニ漁が本格化した。磯船に乗った漁師が「箱めがね」と呼ばれる道具で海底をののぞき、流氷明けのウニをすくい上げている。

網走で水揚げされるほとんどは「エゾバフンウニ」。網走漁協磯部会の12戸が、市内二ツ岩や鱒浦などの海岸へ磯船を出し、水揚げしている。
浜から近い場所で行われる、網走のウニ漁。磯船に乗り込んだ漁師はうつ伏せになり、箱めがねで海底を覗き込む。そして長い棒のタモ網をゆっくり海中に沈め、ウニを捕獲する。

漁の最中、磯船の操縦は足でする。うつ伏せのまま、片足で櫂(=かい=水をかいて船を進ませる道具)を器用に動かし、前進や旋回を繰り返す。

漁獲したエゾバフンウニのほとんどは、市内に流通する。網走漁協の関係者は「特に流氷明けのウニは身がしまって、とてもおいしですよ」

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From 網走ニュース 2

サケの赤ちゃん 元気に育つ

大きな目をキョロキョロさせて水槽をスイスイ―。網走市水産科学センターで飼育されるサケの稚魚が元気に育ち、”春の巣立ち”に備えている。

稚魚は、昨秋に一般社団法人北見管内さけ・ます増殖事業協会から提供された受精卵からふ化。ふ化したばかりの時期は明るい光を避ける習性にあることから、水槽に暗幕をかけるなどして大事に育てられてきた。

現在は体長5㌢ほどに成長。飼育担当者が粒上の餌をまくと、俊敏に体を動かしながら口をパクパクさせていた。

市水産漁港課によると、5月ころにはオホーツク海へ放流する。それまでは同センターの水槽で集団生活を送り、大海原での過酷な旅に備える。

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