2019年12月ニュース

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From 網走ニュース 31

郷土博物館が登録有形文化財に

建築家・田上氏の独創的なデザイン

5年前から準備 水谷市長「文化的価値が認められた」

網走市立郷土博物館が昨年11月、国の有形文化財に登録された。北海道を代表する建築家・田上義也氏による独創的なデザインによる建物の価値が認められた。同7月、国の文化審議会が有形文化財への登録を求める答申を行った際、水谷洋一市長は「文化的価値が認められた」などとのコメントを発表し、喜びを表現した。

■本館と新館 有形文化財に登録されたのは、市立郷土博物館の本館と新館。昨年7月の答申を経て、同11月に文部科学省から登録発表された。
※有形文化財とは…「建造物,工芸品,彫刻,書跡,典籍,古文書,考古資料,歴史資料などの有形の文化的所産で,我が国にとって歴史上,芸術上,学術上価値の高いものを総称して『有形文化財』と呼んでいます」=文科省のHPより=

■初の博物館 郷土博物館「本館」特徴は次の通りだ。(網走市教委の資料より抜粋)

〈本館〉木骨鉄鋼コンクリート造2階建て・塔屋付き、床上面積402平方㍍

〈解説〉昭和11年に「北見郷土館」として開館。オホーツク文化解明の端著となった史跡最寄(モヨロ)貝塚の発見者・米村喜男衛氏が収集した出土品を中心に、地域資料を収蔵・展示する博物館として建設された。昭和期北海道において、博物館施設として設計・建設された最初期の建物である。

設計は、北海道におけるパイオニア的な建築家として知られ、建築家F・L・ライトの弟子の1人だった田上氏(1899~1991)が手がけた。48(昭和23)年に網走市に移管され、「網走市立郷土博物館」と改称した。

ライト氏のもとで帝国ホテルの建設に従事した田上氏が設計した郷土博物館の特徴はまず、玄関を中心に左右水平に低く伸びるライト風の外観だ。中央塔屋のドーム屋根、円柱状の太い柱型などの組み合わせを持つ力強い表現が特徴とされる。

ライト氏の影響からの脱却を図り、北海道の大地に根差した「雪国的造型」と称する作風を構築した、田上氏の記念碑的建造物である。

昭和前期の田上作品群においては、現存する唯一の公共建築として希少であり、博物館という当初の目的のまま維持活用している点が、その価値を一層高めている。

■田上イズムを継承 同博物館「新館」の特徴は次の通りだ。(※同市教委の資料より抜粋)

〈新館〉木造2階建、地階鉄筋コンクリート造、延床面積408平方㍍

〈特徴〉昭和36年に完成。開館25周年を記念して、本館東側に廊下で接続して増築。当初の考古・民族資料に加え、自然や歴史資料の増加に伴い、新たな展示・収蔵スペースの必要が高まり、隣接地に建設した。設計は本館と同じく田上氏である。

正面の屋根面まではね上げた曲面の表現、南西隅に設けれた階段室の一連のガラス窓など、全体に装飾を廃した現代的な造型が特徴。連窓の上縁は本館の窓高と揃え、玄関両側には、本館の胴部ブロックを意識した軟石を張るなど、新旧両館の個性を強調しつつも一体感を生み出している。田上氏の作品群にあって、昭和初期の本館とは対照的な戦後の作風の一つとしても希少な建物である。

 

■登録に向けて 網走市教委は、15(平成27)年に文化庁から「内部空間の素晴らしさを見せるべき」と指摘されたことを受け、16(同28)年から展示室整備に着手。1階部分の展示物の整理などに力を入れた。

15(同27)年には2階部分を整備。田上氏が意図した、空間を生かした展示スタイルにした。18(同30)年には、屋根部分などを塗装し直し、有形文化財の登録に向けた準備を整えていた。

■コメント 昨年7月、マスコミ関係者に配布された水谷市長のコメントは次の通り。(抜粋)

「昭和11年の開館以来、網走の記念碑的な建物として、長年にわたり市民に親しまれてきましたが、今回、専門的な見地から文化財的価値はみとめられたことは、街としても大変名誉なことであります。今後とも建物の保全に努め、郷土を語る博物館としての機能の充実を図り、その価値を一層高めて参ります」

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From 網走ニュース 28

精液かけて汚す

27歳の男を逮捕

駐車していた車に精液を付着させたとして、網走署は12月27日、器物損壊の疑いで、網走市鱒浦4丁目に住む自称無職の男(27)を逮捕した。

逮捕容疑では、男は12月18日午後7時ころから翌日午前8時ころまでの間に、市内に駐車していた10代女性の所有する軽自動車のノブに精液を付着させて汚したとされる。男は容疑を認めている。

同署によると、軽自動車を所有していた女性から被害届けが出され、捜査を進めていた。女性と男の交友関係はなく、同署はストーカー事案でもあることから、被害者の氏名などは公表していない。

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From 網走ニュース 24

網走舞台のアニメ

ホクレン創立100周年

ホクレンは創立100周年を記念し、網走市を舞台にしたオリジナルアニメ「North Field _episode1」を制作し、インターネット上で公開している。

アニメは9分間ほどで、主人公はホクレンの若手男性職員。網走でてん菜を育てる農家夫婦を担当したことで、農業を営む人たちのものづくりに込める想いを知り、自身が成長していく―などといった内容だ。

主人公の男性職員が担当する男性農家のキャラクター設定は「58歳。網走市生まれ、網走市育ち。先々代の祖父が始めた畑作を引き継いだ3代目。この土地を守っていくことを誇りを持っている。一人娘は大学進学で網走を離れている」などとなっている(資料より)。

各シーンには、網走の風景がふんだんに盛り込まれている。広大なビート畑、郊外の一本道などをはじめ、エンドロールが流れるラストシーンには網走の飲食店街が描かれている。

制作は、代表作に宮崎駿監督の作品「ルパン三世 カリオストロの城」などがあるテレコム・アニメーションフィルムが手がけた。主人公の若手職員の声優は、NHK連続テレビ小説「なつぞら」などで活躍する俳優・板橋駿谷さんが務めた。
アニメはホクレンのHPから閲覧できる。


From 網走ニュース 24

増える高齢世帯、どうする?

「除雪」「ごみ出し」地域パワー不可欠

網走市内の高齢世帯が増え続けている。5年前と比べると、800世帯以上増え、全世帯の3割を占める。高齢社会の本格到来に伴い、「ごみ出し」「除雪」など”日常生活密着型”の課題が顕著化する中、市は町内会単位による支援事業の積極利用を呼びかけている。

市によると、今年4月1日時点の65歳以上の高齢者世帯は5857世帯(単身3341世帯)。3月末時点の市内世帯数は1万7870世帯となっており、、高齢者世帯は3割強を占めている。2014(平成26)の高齢者世帯は5006世帯で、5年間で851世帯増えた(表参照)。

こうした状況の中、日常生活密着型の問題の一つに「ごみ出し」がある。

家庭ごみを自力でごみステーションまで出すことが困難な高齢者は、少子高齢社会の到来と伴に増加傾向にある。市は10年前、支援策として「高齢者等さわやか収集」事業を創設した。

同事業は、希望する高齢者宅からごみ出しを第三者に委ねる。当初、市はごみ出し代行を町内会など”住民パワー”にも期待を寄せていた。ごみ出し支援を通じた地域コミュニティーの維持・発展策を兼ねていたが、現在はシルバー人材センターに委託する形をとっている。

18(平成30年)度は99世帯が利用。1世帯あたりの年間平均利用は73・9回で、過去5年で最も多かった。

「除雪」も大きな課題の一つだ。

高齢であるため、自宅から生活道路までの除雪ができないお年寄りがいる。市を含む行政による除雪は基本的に幹線道路を優先するため、”生活道路の除雪”までは財政、人材的にも手が回らない。

高齢世帯が増加の一途のたどる中、市は生活道路の除雪の担い手として町内会に期待を寄せる。

市の「高齢者等除雪サービス事業」は、町内会などと委託契約を結び、地域内に住む65歳以上の高齢世帯や身障者世帯の生活道路を除雪する試みだ。
除雪依頼者は1回100円の専用チケットで支払う。除雪した町内会は実績報告書を市に提出し、市からは1回につき1200円の委託料が振り込まる仕組みだ。

過去5年、市と委託契約を結んだ町内会は40団体前後で推移している。18年度は44町内会が取り組み、この中で除雪回数が最も多かったのは能取町内会の189回、次いで北中央町内会の78回、オホーツク町内会の72回などとなっている。

市は同事業に賛同してくれる町内会をさらに増やすため、今年度は”ダイレクトメール作戦”を実施。各町内会長宛てに事業の説明文を送付し、協力と理解を求めている。
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高齢社会になっても住みよい地域を維持するためには、町内会単位のパワーが必要だ。「ごみ出し」「除雪」「買い物」など、地域の助け合い活動の中核を担う町内会活動をいかに維持し盛り上げるかといった議論は、市の担当部署だけではなく市議会、または市役所全体でもさらに進めるべきであろう。

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From 網走ニュース 23

100万人めざせ    水谷市長の公約

道の駅のリニューアル検討

網走市の水谷洋一市長は、道の駅「流氷街道網走」が完成してから10年を迎えたことを機に、施設のリニューアルを検討している。自身の3期目の公約に掲げており、今年度は入館者を対象にしたアンケート調査を実施するという。

道の駅のリニューアルは、水谷市長の3期目公約集「『健やかに』そして、『しなやかに』。安全安心なまちづくりを目指して」に盛り込まれる。

公約集を報道陣に発表した2018(平成30)年10月16日の3期目出馬会見で、水谷市長は「建設から10年が経過しまして(中略)観光振興計画を踏まえ、新たなにぎわいを創出するためのリニューアルを検討していきたい」などと述べている。

水谷市長に近い関係者に取材すると、「年間入館者100万人をめざしたい」との目標を掲げているようだ。水谷市長は市の今年度当初予算に関連事業費として60万円を計上しており、担当部署の港湾課によると、アンケート調査を実施するための予算だという。

アンケート調査は年度内に実施するという。道の駅の入館者を対象にした数百人規模の調査となりそうだ。

この調査結果を踏まえ、水谷市長は来年度以降、「入館者100万人」という目標を達成するための策を講じるはずだ。庁舎内では現在、来年度の予算編成が本格化しており、道の駅の賑わい創出に向けた予算がどの程度配分されるのか注目される。

道の駅「流氷街道網走」は、市の条例では「みなと観光交流センター」とされる。施設には流氷観光砕氷船おーろらターミナル、市観光協会による案内窓口などを併設。年間入館者は、12(平成14)年度に初めて60万人を超え(実数は60万7685人)、その後も増加傾向は続き、18(平成30)年度は68万1290人となっている。
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道の駅「流氷街道網走」は、観光地・網走の”顔”の一つとなったことは間違いない。完成から10年の節目にリニューアルをしたいという水谷市長の発想は理解できなくもない。

ただ、リニューアルする目的を明確(何を、どうすれば入館者アップにつながるのか―という点)にすることが先決だが、これまで「明確」にするための議論はほとんど進めれていないようだ。

まちの財政が厳しさを増す中、水谷市長はリニューアルするための財源をどのように捻出するのか注目される。

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From 網走ニュース 20

相次ぐ協定締結 10年間で86件

東日本大震災後に急増

網走市が企業などと協定を結ぶケースが近年、増えている。本紙の取材では、1998年(平成10年)度から18年度までに92件の締結事例があり、災害関連が7割ほどを占める。08年以降は大学やスポーツイベント会社などとも協定を結ぶケースが増えており、市には締結団体や協定内容を一元管理する部署を設けることが求められそうだ。(大・記者)

(△アールビーズとの締結式=網走市提供=)

自治体と企業、団体などが協定を結ぶことは双方にとってメリットがある。地域の課題を、民間(企業や団体など)ノウハウやマンパワーなどを活用して早期・円滑な解決につなげられる可能性が高まるからだ。

網走市政を担当する記者は、市との協定締結を取材する機会が近年、”急増”していると感じていた。実際にどうなのか調べてみると、12(平成24)年度から急増していることが分かった。

急増した背景には、11年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災がある。未曾有の大災害による教訓を踏まえ、災害時に関連する協定の締結を申し出る福祉施設や企業などが相次いだ。

市との協定締結件数は、12年度だけで29件にのぼる。98~19年までの延べ件数の3割を占めており、災害時要援護者の避難施設として民間施設を提供する―というのが主な協定内容だ。

市は民間だけでなく、行政機関と協定を結ぶケースもある。

ドライブレコーダーの普及に伴い、市は15年に市内廃棄物処理業者、網走署と締結。事件、事故などが発生した際、ごみ収集車なに搭載するドライブレコーダーの画像を有効活用する考えだ。

水谷洋一市長の1期目就任(11年12月)後に目立つのが、大学やアウトドア総合メーカー、スポーツイベント会社との締結だ。

11年7月、市は北大公共政策大学院と締結。水谷市長は網走市議時代、同大学院に通っていたことなどを機に協定を結び、協定内容は「政策選択や政策成果の検証・分析」などとなっている。
同大学院のほかにも、関西学院大学(11年12月締結)や北海道科学大学(14年8月)と締結。地元の東京農大網走は、前市長時代の07(平成19)年度に協定を結んでいる。

大学以外では、アウトドア総合メーカーのモンベル(18年4月締結)、網走マラソンの運営を担っている「株式会社アールビーズ」と協定を結び(今年11月28日)、アールビーズは今後、スポーツ振興などに力を貸してくれることになった。
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市の協定締結件数は100件近くになる。協定先の管理は、協定内容に見合った部署が担い、一元管理している部署はないようだ。

協定先が増えることにデメリットはないが、役所側で一元管理することで、総合的な見地から協定内容をさらにいかせるかもしれない。

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From 網走ニュース 19

避難所に非常用電源コンセント

市内すべてのコミセン・住民センター

災害時などの避難所に指定される、網走市内のすべてのコミセン・住民センターに非常用電源を利用できる専用コンセントが設置された。市は2カ年かけて整備を進め、郊外の消防団詰所にも設けた。全戸停電となった2年前の胆振東部地震の際、市内の一部コミセンに設置された非常用電源が活躍した。

(△非常電源を利用してモバイル充電に対応した西コミセン=昨年9月)

非常用電源を利用できる専用コンセントは、市内すべてのコミセン・住民センターのほか、北浜・呼人の消防団詰所の延べ9施設に整備。いずれも避難所に指定れる施設だ。

専用コンセントは、屋外で稼働させる発電機の電源を屋内でも簡単に利用できることがメリット。専用器具で施設と発電機を接続すれば、専用コンセントを通じて電気利用が可能になる仕組みだ。

避難所での生活環境を悪化させないことが目的で、専用コンセントは基本的に暖房器具のそばに設置される。「もし冬期に災害が発生し、避難所を開設した際、まずはストーブを稼働させることが重要。停電になっても稼働させられる環境を迅速に整えるため、専用コンセントは暖房器具の近くに設置しました」(市総務防災課)。

今年度は、潮見コミセンや南コミセンなど5施設に専用コンセントを設置。当初予算に関連事業費500万円を盛り込み、今年10月までにすべての施設への設置工事が完了した。
昨年9月6日に発生した胆振東部地震。全戸停電に見舞われた際、網走市の避難所の一つ西コミセンにはすでに非常用電源を利用できる専用コンセントが設置されており、モバイル充電などに力を発揮した。
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胆振東部地震の際、家庭用などの小型発電機は注目を集めた。ただ、発電機はガソリンタイプが主流だ。昨年9月のブラックアウト時、網走市内のガソリンスタンドの給油ポンプは停止し、マイカーや発電機の燃料確保に苦労した市民も多かった。

こうした教訓を踏まえ、最近はプロパンガスタイプの小型発電機も注目される。網走市役所には、市内企業から寄贈されたプロパンガスタイプの発電機がある。担当部署は、この発電機の有効策に知恵を絞っているようで、市民の生活を守るための環境整備が着々と進められているようだ。


From 網走ニュース 19

酒気帯び摘発、停職4カ月

オホーツク振興局の職員

道は18日、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発されたオホーツク総合振興局の男性職員(49)を停職4ヵ月とする懲戒処分を発表した。

~男性職員の酒気帯び運転に関する「網走ニュース」記事です~

オホーツク総合振興局は11月1日、産業振興部水産課の職員が同日未明に酒気帯び運転をしたと発表した。

同振興局の発表資料によると、職員は同1日午前1時過ぎに車を運転して帰宅中、網走署に検挙された。職員は10月31日午後から休暇を取って帰宅後の午後8時ころ、車で飲みに出かけ2店ほどで飲酒した。同1日午前零時半ころ、代行サービスに連絡したが混んでいたため、車を運転したという。

~藤田二(すすむ)同振興局長のコメントは次の通り~

「飲酒運転の根絶に関する条例を制定し、関係機関や道民の皆様とともに飲酒運転根絶に取り組んでいる中、道民の先頭に立って取り組むべき振興局の職員が飲酒運転で警察署に検挙されたことは、誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます」

「道におきましては、これまでの職員に対し、再三に渡って飲酒運転根絶に関する模範意識の徹底や注意喚起を行ってきたところでございますが、今回、このような事案が発生し、道民の皆様の信頼を損ねる事態を招いたことを重ねてお詫び申し上げます」

「今後、このようなことが二度とないよう、改めて管理職員から部下職員一人ひとりへの個別指導などを行うなど、綱紀の厳正な保持にこれまで以上に取り組んでまいります」

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From 網走ニュース 18

6年連続の全道へ

タグラグビー、網小の「ウォセカムイ」

(△全道出場を決めたウォセカムイ)

全国大会に通じる小学生のタグラグビー大会「第16回サントリーカップ北見支部予選」(8日、遠軽町)で、網走小学校タグラグビークラブの「ウォセカムイ」が準優勝し、全道出場を決めた。
同支部予選は、北海道ラグビー協会北見支部と遠軽ラグビー協会の主催。管内の小学校単位で結成された19チームが出場し、予選リーグ、決勝トーナメントで実力を競った。優勝、準優勝の2チームが、北見支部の代表として全道へ進む。

予選ブロック1位で通過したウォセカムイは、決勝トーナメントを順当に勝ち上がり決勝戦へ進み、遠軽町のチーム「遠軽Reds」と対戦。4―6で敗れ、2位となった。

網走ラグビー協会によると、ウォセカムイは「守備からリズムを作り、スピードあるチーム」。遠軽Redsも守備は固く、ウォセカムイの速さにしっかり対応して北見支部の頂上決戦を制した。

網小の全道出場は6年連続。全国へは2年連続して出場しており、来年1月13日に北広島市で開催される全道大会での活躍が期待されている。

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From 網走ニュース 17

埋立てごみ3割がルール違反

新施設完成後、初の組成調査

網走市は、ごみの排出ルールを大幅に変更してから初めてとなる組成調査を実施し、家庭ごみの場合は「埋立ごみ」の3割がルール違反ごみが混ざっていたことがわかった。事業系はさらに悪い状況で、適正に分別されていたのは半分以下だった。
(※いずれも重量換算)

 

市は新たな廃棄物処理施設の完成に伴い、2017(平成29)年4月からごみの分別区分を「埋立ごみ」「容器包装プラスチック」「生ごみ」「紙おむつ」に改めた。排出されたごみの種類を調べる組成調査は、新分別ルール導入後、初めて。

調査は昨年8月に実施。家庭ごみ調査の対象は駒場、潮見、向陽ケ丘、呼人、藻琴の6地区で、ごみステーションから集めたごみの一部を抽出し、袋の中身を詳しく調べた。

家庭系「埋立ごみ」の結果を見ると、ルール違反のうちで最も多くを占めたのは生ごみで11・63%だった。次いで、容包プラ7・54%、資源物7・31%などとなっている。

「生ごみ」「容包プラ」への最も多い混在ごみは、「生ごみ」の場合は容包プラの4・89%。「容包プラ」は生ごみの6・28%だった。「資源物」は98%が適正に排出されていた。

事業系の「埋立ごみ」で正しく分別されていたのは全体の47%で、混在ごみが半分以上だった。混在ごみ割合の内訳をみると、資源物(25・29%)と容包プラ(17・28)が大半を占めた。

「容包プラ」の適正排出率は77%、「生ごみ」は99%。「埋立てごみ」に比べ、ルール違反は少なかった。
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新たな分別ルールが導入されてから2年が経とうとしている。当初は、慣れぬルールに”緊張しながら慎重に”ごみを分け、ごみステーションに持っていかれた市民は多いはず。

組成調査の結果からは、ルール違反ごみは少なくない実態が浮かび上がった。

市によると、市民1人あたりの1日のごみ排出量は18年度645㌘で、前年より61㌘増えている。

財政が厳しい網走市において、完成したばかりの廃棄物処分場の延命は重要課題の一つだ。市民には、さらなる協力と理解が求められている。

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From 網走ニュース 16

網走幼稚園で餅つき

警察や消防署員に届け

ぺったん、ぺったん楽しいね―。網走幼稚園(大林晃園長、園児61人)で、恒例の餅つき会が開かれた。

会場は園内の広場スペースで、まずは園児のお父さん達がお手本。ドン、ドンと大きな音が響くと、園児たちは一斉に「が~んばれ、が~んばれ」と声を合わせた。続いて、園児たちの出番。4人1組になり、チビッ子用の杵を一生懸命に振り下ろしていた。

用意されたもち米は15㌔。つきた立てのお餅は園内でお雑煮にして全員で「いただきまあす」。その後、代表の園児が網走署や網走消防署、網走バスにお餅を届け、まちのために働いてくれる人たちの労をねぎらった。

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From 網走ニュース 14

1千点以上の力作ずらり

MOA美術館の網走児童作品展

第31回MOA美術館網走児童作品展(公益財団法人 岡田茂吉美術文化財団、同作品展実行委員会主催)の表彰式が、網走市内のエコーセンター2000で行われ、全国大会に出展するMOA美術館奨励賞などに選ばれた作者に賞状が贈られた。応募作品は8日までの3日間、同センターに展示された。

今回は、絵画の部に835点、書写の部に326点が出品。この中から「網走市長賞」や「網走市立美術館長賞」などの入賞作101点が選ばれた。

表彰式で同実行委の小田部照委員長は「社会全体で子ども達を育て、心身共に健全なコミュニティーづくりにつなげることが、この作品展の目的です」とあいさつし、理解を求めた。続いて、入賞者に賞状と記念品を手渡した。


From 網走ニュース 14

酒気帯びで逮捕

航空自衛隊勤務の男

網走署は12月14日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、市内つくし丘地区に住む航空自衛隊網走分屯基地に勤務する男(38)を現行犯逮捕した。

逮捕容疑は同日午前零時30分ころ、酒気を帯びた状態で市内南8条東3丁目付近の公道を運転した疑い。運転した車は自家用車で、容疑を認めている。

同署によると、飲酒運転検問中の同署員が検問場所近くにいた男にも声をかけ飲酒検知したところ、基準値(呼気1リットル中0・15グラム)を超えていた。

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From 網走ニュース 13

新庁舎アンケ、回答書一部を焼失

委託業者「ドーコン」ビル火災に伴い

網走市が2000人の市民を対象に実施した、新庁舎建設に関するアンケート調査の回答書の一部が、調査集計などを請け負う道内最大手の建設コンサルタント会社「株式会社ドーコン」(本社:札幌市)の本社ビル火災に伴い焼失していたことが分かった。市は今月中にアンケート調査の対象者全員にお詫び文書のほか、自由回答のみのアンケート用紙を送付し、改めて答えてもらう考えだ。

ドーコン本社ビルの火災は、10月29日に発生。市によると、この火事に伴い、107件分の回答書が焼失した。火事が起きる前日までに、同社へは648件分の回答書が市から送られており、このうちの541件分はデータ入力が済んでいたため、被害を免れた。

(←アンケート用紙)

市がドーコンから、回答書の一部が焼失したことの”確定報告”を受けたのは11月15日だった。焼失した事実について、市は同20日に開かれた市議会の新庁舎建設特別委員会、そして今月4日の新庁舎建設基本構想策定検討委員会(水谷市長の諮問機関)の会合で報告した。

新庁舎建設に関するアンケート調査は無作為抽出した15歳以上の市民を対象に、10月の1カ月間を回答期間とし実施。新庁舎に求める付加機能などについて主に選択方式で答えてもらったほか、自由記入欄を設けた。

~市、お詫び文書と再回答書を送付~

市民アンケートの回答書の一部が焼失するという前例のない事態を受け、市はアンケート対象者全員に水谷市長名のお詫び文書を送付する。また、自由記入欄のみの回答書も同封し、来年1月中旬までに回答してもらった上で、同基本構想に反映させるという。
市はドーコンに、新庁舎建設基本構想策定の業務支援を委託している。同構想策定(来年8月の予定)までの委託契約で、委託料は約1100万円。今回のアンケート調査は委託業務の一環で、集計・分析を請け負っている。
ドーコンは天都山展望台・オホーツク流氷館、網走市民健康プールの建設にも関わっている。
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市民アンケートの回答書が焼失したことは重大だ。同構想策定検討委のメンバーは、焼失したことが報告された会合で、出席していたドーコンから「市民に対してお詫びする場面はなかった」と振り返る。

”焼失”したことについて、市側の落ち度はないはずだ。ただ、水谷市長は、これから発送するお詫び文だけではなく、何らかの場面(記者会見、または記者との懇談会での席上など)で、アンケートの回答者を含めた市民に対して、焼失した事実などを自らの言葉で説明すべきではないだろうか。   (大・記者)


From 網走ニュース 13

探してます!

倒れた少年にブランケット

網走北交ハイヤー「預かっています」

ブランケットを預かってます―。網走北交ハイヤーの女性社員は、歩道で倒れていた少年の介抱を手伝ってくれた通りすがりの女性を探している。「少年に貸してくれたブランケットをどうにかして返したい」と、関係情報の提供を求めているほか、女性本人が名乗り出てくれることを願っている。
※記事は”現場”に居合わせた同社の女性社員への取材を基に書いています。 (大・記者)

(▽網走北光ハイヤー預かっているブランケット)

~女性社員の話~ 「あれは11月29日の正午過ぎのことです。夏見建設(南7東2)そばの歩道の電柱に手をかけたまま動かない少年を見かけました。『どうしたのかな。友達でも待っているのかな』とちょっと気になりました。その数分後、少年は歩道に倒れており、私は慌てて駆け寄りました」

~取材メモから~ 記者が取材したところ、女性社員が駆け付けたとき、少年は自力で動けない状態だったという。女性社員は救急車を呼び、少年の介抱を始めた。11月下旬の網走は、正午過ぎとはいえ寒かった。少年の容態が心配だが、まだ救急車は到着しない。そこに1台の車から女性が降りてきた。

~女性社員の話~ 「ステーションワゴンのような黒い車から、女性が1人近づいてきました。手に持っていたブランケットを倒れている少年のために貸してくれたのです。私は少年の対応に追われており、この女性の名前を聞くことができませんでした。救急車が到着し、私はブランケットを預かることにしました」

~取材メモから~ 記者が女性社員から聞いたところによると、ブランケットを貸してくれた女性は30代と思われる。黒い車には子どもが3人乗っていたらしいが、この女性のお子さんかどうかはわからない。
少年の介抱に利用されたブランケットは厚手で、高価なもののようだ。サイズは大きい。女性社員は自費でクリーニングに出し、返却する準備を整えている。

 ~女性社員の話~ 「倒れた少年のその後の容態はわかりませんが、元気になってくれていることを願うばかりです。ブランケットを貸してくれた女性にどうにかしてお返ししたい。連絡をお待ちしています」
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心当たりのある方は、網走北交ハイヤー(0152・43・7171)へ。

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From 網走ニュース 12

姉妹都市をPR

X’mas「ポ市の集い」

△前回のパーティー

網走市の姉妹都市カナダ・ポートアルバーニ市の文化などを紹介する「ポートアルバーニの集い2019 クリスマスパーティー」が25日(水)午後6時~、市内エコーセンター2000で開かれる。ポ市民からのビデオメッセージや今年1月にポ市を訪れた網走っ子たちの感想報告などがある。

網走・ポートアルバーニ姉妹都市交流協会が隔年で開催。カナダのクリスマス文化などを飲食しながら楽しむ立食スタイルのパーティーとして定着し、毎回150人前後の市民が訪れる。

今年も協会メンバー手作りの料理が並ぶほか、同協会の法人会員である(株)そうけんによる手打ちそば、ホットドッグ、カナダ名産スモークサーモンなどが味わえる。また、益金を交流活動に充てるオークション、子どもたちを対象にした抽選会も楽しめる。

同協会は「クリスマスパーティーを通じて姉妹都市交流の歴史やポ市の文化、相互のまちへ留学する楽しさを多くの市民に伝えたい」と来場を呼びかけている。

会費は千円。チケットは同センターなどで扱っている。 問い合わせは同協会事務局=市企画係=(0152・44・611)へ。

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「70歳以上も働けます」3割

ハローワーク網走 83社対象に集計

ハローワーク網走の発表によると、66歳以上も働ける制度を設けている企業が同網走管内で増加傾向にある。今年6月1日現在の集計値では、対象企業87社のうちの3割が制度を導入していた。また、対象企業のすべてが、法律で定められる「65歳までの雇用確保措置」を実施していた。

~「高齢者雇用確保措置」の実施状況~

同網走は、高齢者雇用安定法で対象企業(従業員31人以上)に義務付けられる「定年制の廃止」「定年の引き上げ」「継続雇用制度の導入」の実施状況などを集計。最新の2019年資料には、対象企業87社の6月1日現在の関連データがまとめられている。

資料によると、「66歳以上働ける制度」を導入している管内企業は31・3%で、前年比12・3ポイントの増。「70歳以上」は28・9%で、同比11ポイント増えた。。
また、「希望者全員が66歳以上働ける」企業は19・3%で、同比8・6ポイント増加した。

こうした状況について、同網走は「(現役世代の)人出不足、若年層の働き手不足が影響しているかもしれない」と推測する。
対象企業すべてで実施されていた「65歳までの高齢者雇用確保措置」内容の内訳をみると、「定年制の廃止」が6%(前年3・6%)、「定年の引き上げ」22・9%(22・6%)、「継続雇用制度の導入」は71・1%(73・8%)だった。

65歳以上の定年制を導入している企業(19社)のうち、定年退職の年齢を「70歳以上」としているは1社、「66~69歳」2社、「65歳以上」は16社だった。

同網走は「今後とも、生涯現役で働くことのできる社会の実現に向けてさらなる取り組みを行うとともに、雇用確保措置を実施していない企業を把握した場合は、計画的かつ重点的な個別指導を実施していきます」としている。
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網走市の企業において、「人手不足」の深刻さは増すばかりだ。網走商工会議所や網走信金の調査でも明らかになっている。

ハローワーク網走がまとめた集計では、定年制を廃止した企業が増えている。「廃止にせざるを得なかった」企業もあったのかもしれない。 「働く人の確保」はまちの存続にも関わる。企業だけの問題にせず、「まち全体の問題」と捉えることが重要だ。

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初日は4割が交換

防災ラジオの無償貸与

網走市は、75歳以上の高齢世帯などを対象に緊急告知防災ラジオの無償貸与を始めた。初日は西網走コミセンと呼人コミセンに臨時窓口を開設し、両コミセンを通じて計126台のラジオが対象市民に手渡された。

無償貸与の対象者は、①75歳以上の高齢世帯(約4500世帯)②避難行動の要支援者(約300人)③区長・町内会長(約180人)④民生・児童委員(約100人)⑤70~74歳の貸与希望者―の計約6800人。市は今月5日から23日、各地区のコミセンや住民センターに臨時の受付所を開設し、対象者にラジオを手渡している。

西網走コミセンの主な対象者は卯原内や能取などの6地区、呼人コミセンは呼人地区の住民。呼人コミセンでラジオを受け取った77歳の女性は「災害時に役立つラジオを無料で借りられるのはありがたい。これからラジオの使い方を勉強しようと思っています」と話していた。

市によると、5日に西網走コミセンで手渡したラジオは74台、呼人コミセンは52台。貸与割合(総対象者数に占める割合)は、西網走コミセン36%、呼人地区は38%だった。

緊急告知ラジオは電源が切れていても緊急時に起動し、ブザーやアナウンスが流れる。自然災害などの緊急時、市は貸与したラジオを通じて、地域FM局・FMあばしりとの連携により「緊急情報を迅速かつ確実に伝えたい」としている。

ただ、市民の一部からは「地域FM局の放送が聞こえにくい」との指摘もある。呼人地区の対象者(70代男性)は「借りた防災ラジオを実際に聞いてみて、地域FM局の放送がきれいに聞こえなかった場合は返却するつもりです」と話していた。

防災ラジオは網走市役所で随時、対象者に手渡している。問い合わせは市防災係(0152・44・6111)へ。


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”にわかファン”大歓迎

タグラグビー交流会

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を機に”誕生”した新たなラグビーファンなどを対象にした、タグラグビー交流会が28日、網走市総合体育館で開かれる。企画・運営する網走市ラグビー協会は「W杯日本大会を観戦したことで『ラグビーボールを持って走ってみたい』との思いを抱いた人は少ないはず。その思いを実現できるチャンスです」と参加を呼びかけている。

△昨年の「シニアオープン」

W杯日本大会は9月20日に開幕し、初のベスト8入りを果たした日本代表の躍進ぶりなどが連日、報道された。網走市は日本代表とフィジー代表のキャンプ地に選ばれ、日本代表の合宿中(8月18~28 日)は大勢のファンが来網した。

同協会のタグラグビー交流会は昨年からの試み。普及事業の一環としてスタートし、「幅広い市民が気軽にタグラグビーに親しめる環境づくり」との位置づけで、交流会の名称を「シニアオープン」とした。

W杯を機に新しいラグビーファンが急増したことから、同協会は今年の交流会はさらに”初心者”を募りたい考えだ。
昨年の交流会には、27チームの約200人が参加。「まったくの初心者で結成された社会人チームが小学生チームに本気で挑んで負けるなど、予想以上の盛り上がりでした」(同協会担当者)。

交流会は同日午前9時45分に開会。チームのレベルに応じたグループに分かれ、試合を楽しむ。順位は決めない。1チーム5~10人で編成し、選手は小学1年生以上が条件。参加料は1チーム500円(保険料含む)。

申し込みは20日までに、同協会の窓口メール(tag01540@gmail.com )へ。


From 網走ニュース 10

濤沸湖にタンチョウ2羽

白鳥に交じり、餌ついばむ


(△12月1日早朝に撮影されたタンチョウ)

網走市と小清水町にまたがる濤沸湖。冬の訪れに伴って飛来するハクチョウの交じり、早朝の岸辺で餌をついばむタンチョウ2羽を、市内の男性カメラマンが撮影した。

同湖水鳥・湿地センターではこれまで、何度もハクチョウを観察している。昨年は餌を求めてやってきた親子を写真に収めている。タイミングによるが、同センターの展望デッキから肉眼でタンチョウを観察できることもあるという。

掲載した写真を撮影した男性は「ハクチョウを撮影しに行ったはずがタンチョウに出会えました」と声を弾ませていた。

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From 網走ニュース 9

女子野球の体験会

オホーツクスマイリーズ

オホーツク管内の女子野球チーム「オホーツクスマイリーズ」は、初心者などを対象にした体験会を網走市の屋内運動施設オホーツクドームで開いた。チーム結成後、初の試みで”野球女子”の発掘につなげたい考えだ。

オホーツクスマイリーズは今年11月に結成。社会人と中・高校生の約20人が所属し、練習を重ねている。体験会には網走や津別、遠軽、斜里の小学生から一般の約30人が参加した。

体験メニューは、オホーツクスマイリーズの選手が中心となって企画。キャッチボール、トスバッティング、守備練習などを通じて野球の楽しさを伝えた。

主将の矢萩さんは「女子だけでやる野球の楽しさを体験してもらい、チームメンバーが増えたら嬉しいです」と張り切っていた。

参加した石黒さんは、かつて網走にある高校野球部のマネジャーだった。小学生時代に野球選手の経験があり、「体験会があると聞いて参加しました。やはりプレーするこは楽しい。女子も気軽に野球ができる環境があるということはうらしいです」と話していた。

オホーツクスマイリーズは来年、全日本女子野球連盟への加盟をめざしている。チーム活動についての問い合わせは事務局(メール bycoo3304@yahoo.co.jp )へ。

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From 網走ニュース 5

連載「統計から見える網走」完

「財政力」「将来負担比率」

網走市のまとめた各種のデータ集「統計から見える網走市の姿」。連載最終回は、網走の財政について紹介する。「将来負担比率」「財政力指数」などによるランキングからは、網走市の”苦しい台所事情”を知ることができる。将来の網走はどうなるのか? 水谷洋一市長の舵取りに期待がかかる。
※ランキングは道内の「市」においての順位   (大・記者)

~ランキングが示す「苦しい台所」~

■財政の力 自治体の財政力を示す指標の一つ「財政力指数」。「―網走の姿」ランキング(2017年度)で、網走市は17位(0・425)だった。15位は小樽市(0・435)、14位は北見市(0・452)で、最も低かったのは歌志内市の35位(0.108)となっている。

※国は財政力指数「1」を超える団体を富裕団体、「0・4」未満を過疎団体の一つの要件とするなど、財政援助の程度を決める際の指標としている。

■負債返済の割合 自治体の収入に対する負債返済の割合を示す「実質公債費比率」。数値が高いほど、台所状況は苦しい―と言える。網走市のランキング(17年度)は2位で、比率は16・4%。前回調査時(16年度)は4位(15・5%)で、厳しさを増したことになる。1位は夕張市(73・5%)だった。

管内の紋別市は13位(10・5%)、北見市16位(8・8%)。網走市の比率は高く、厳しい財政状況であることがうかがえる。

※通常は3年間の平均値を使用し、「18%以上」だと新たな借金をするために国や道の許可が必要になる。「25%以上」だと、借金を制限される。

■健全化の指標 自治体の財政健全度を測るため、法律に基づいて設けられた指標の「将来負担比率」 網走市のランキング(2017年度)は2位、比率は164・3%だった。1位は夕張市で、516・2%だった。

※都道府県の場合、「400%」を超えると早期健全団体に転落し、国に健全化計画を提出しなければならない。
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ランキングで他市と比べると、網走市の財政の厳しさがさらに浮き彫りになる。今回紹介したランキングで用いられた最新データは2017年度分だが、その後、網走市の財政状況が好転したとはいいがたい。

水谷市長は昨年12月、自身の給料を「76万円」から「95万円」に戻した。その理由は「財政の危機的状況は脱したと判断した」(市幹部職員)からという。今回紹介したランキングからは、とても「脱した」とは感じ取れない。

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From 網走ニュース 3

7400万円かけて防災ラジオを貸与

75歳以上の全世帯に12月5日から

網走市は、75歳以上の高齢世帯などを対象に緊急告知防災ラジオの無料貸与を始める。期間を定めて開設する各地域のコミセンや住民センターの窓口や市役所などで、対象者に特製ラジオを手渡す。関連事業費は7400万円で、水谷洋一市長の肝入り政策がいよいよ始まる。

緊急告知ラジオ(写真)は電源が切れていても緊急時に起動し、ブザーやアナウンスが流れる。貸与の対象は①75歳以上の高齢世帯(約4500世帯)②避難行動の要支援者(約300人)③区長・町内会長(約180人)④民生・児童委員(約100人)⑤70~74歳の貸与希望者―の計約6800人(見込み)。

ラジオの手渡し窓口は、コミセンや住民センター、市役所など13カ所(詳細は表参照)。いずれも期間限定の窓口となるが、期間を過ぎても市役所などで応じる。

「配布」ではなく、市の財産を「貸す」スタイルなため、市はラジオを希望する対象者にはまず「貸与受領書」を発行する。この受領書がなければラジオを受け取ることはできない。

貸し出す防災ラジオは受注生産。網走市の貸与対象者すべてのラジオが完成するまでに6カ月ほどを見込んでおり、12月5日までに完成品の”第一陣”となる600個ほどが網走に到着する。
自然災害などの緊急時、市は貸与したラジオを通じて、地域FM局「FMあばしり」との連携により「緊急情報を迅速かつ確実に伝えたい」としている。
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網走市政において、延べ約6800人の市民にラジオを貸し出すという試みは前代未聞だ。担当する職員は貸与制度の設計などに苦労している。

水谷市長をはじめ、事業費7400万円という多額の予算案に賛成した市議会議員は、防災ラジオを貸与する目的を市民に改めて説明し、理解を得ることが、このラジオの価値につながるはずだ。

市役所とラジオ局には、緊急放送の”本番”に備えた日々の合同訓練が求められる。緊急時、市民の生命・財産を守るためには、しっかりとした現場取材に基づいた信頼度の高い情報が求められるからだ。


From 網走ニュース 3

小田部さんに旭日小綬章

長年にわたる政治活動 まちづくり尽力

 「好きな政治の道一筋に半世紀歩めたのは多くの人の教えと支えの賜であり、感謝、感謝の極みです」。

旭日小綬章を受けた、網走市の小田部善治さん(78)。長年にわたり道議会議員、網走市議会議員を務め、まちづくりに尽力した。

昭和16年、網走市郊外の豊郷地区の農家に生まれた。11人きょうだいの9番目。網走南ケ丘高校定時制農業科を卒業後、「当時は農家の息子が大学に行くなど夢のまた夢だった時代」(小田部さん)に、兄たちの協力で酪農学園大学へ進学した。

昭和39年、当時の衆議院議員・松田鉄蔵氏の秘書となったことを機に、政治の世界に入る。昭和54年に北海道議員選挙に初当選し、2期8年務めた。平成3年には網走市議会議員に転身し、6期24年にわたり、培った政治経験をまちづくりに役立てた(平成27年4月末に勇退)。

「私が10票差で落選した選挙(昭和50年4月16日の道議選)の最中に、(網走市の名誉市民)中川イセさん=故人=は『この選挙、最後に私と二人だけになってもやれるかい』と言ってくれた。(政タスキを掛ける(政治家をめざす)者としての心構えと信念、恐ろしいほどの覚悟を教えてくれました」と振り返る。

好きな政治の道を歩み続けて半世紀。「人生は出会いであり、感動の累積。支えてくれた人たちに心から深くお礼を申し上げたい。これからは社会に後継ぐ人に少しでも役立つように精進して参ります」

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