5回連載「知床ナンバーどう思う?」

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~サンプルアンケートから~その①

「賛成」16%、「反対」60%

網走市が自動車の「知床ナンバー」導入について市民から意見を募り、1カ月ほどが経過した。水谷洋一市長が「知床ナンバー」導入を判断する上での参考にしてもらうため、本紙は独自に市民アンケートを実施した。

 

■なぜ?=まずは、知床ナンバーについて簡単な説明を。

国交省の規制緩和に伴って、根室管内羅臼町や根室市、斜里町や網走市、小清水町などの8市町からなる検討会は、「知床ナンバー」導入の準備を進める。今年7月、斜里町から水谷市長に検討会入りの打診があったとされる。

網走市役所は「(導入は)決まったわけではない」とした上で、8月と9月に市内各地域で開催した住民懇談会で説明を開始。また、市のHPにも特設ページを設けるなどして説明している。

■ポイント=「知床ナンバー」導入について考えるポイントは、①導入後(平成32年春の予定)、現在の「北見ナンバー」を選ぶことはできない②「知床ナンバー」は3種類③カラーの図柄入りを選ぶ際は寄付金が必要―である。

■意見を踏まえ判断=水谷市長の指示を受け、網走市役所は10月1日からの1カ月間を〈市民からの意見募集期間〉とした。寄せられた市民の考えを踏まえ、「知床ナンバー」導入の可否を判断するという。

本紙は市と同様に、10月1日から1カ月ほどかけて、独自のアンケート調査を実施した。最大の目的は、「水谷市長への判断材料提供」だ。

■81人=本紙のアンケート調査には81人が答えてくれた。調査内容、方法などの詳細は次回の記事で説明するが、「知床ナンバー」の導入予定時期などを踏まえ、20代から40代を中心に調査した。

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【質問】知床ナンバー導入に賛成・反対ですか?

〈賛成〉16%

〈反対〉60%

わからない〉22%

〈保留〉1%


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サンプルアンケートから~その②

青年団体、漁業者などから声集め

網走市は、自動車の「知床ナンバー」導入について市民からの意見を募っている。本紙も<サンプルアンケート>として81人から回答をもらった。サンプルアンケートはあえて、若い世代を中心に実施した。20代から40代は、導入に<賛成>13・5%、<反対>48・1%、<わからない>25%だった。

20~40代<賛成>11%、<反対>53%

■青年層を中心に=本紙のサンプルアンケートは、網走市の水谷洋一市長が「知床ナンバー」導入について、網走市としての意向を決定する上での判断材料にしてもらうことが最大の目的だ。

アンケートは10月1日から約1カ月間にわたり、アンケート用紙を配布・回収した。アンケート内容は主に選択方式とし、4つの質問を用意した。

アンケートの対象は市内の青年団体や若手の生産者や医療従事者、車両販売関係者などとした。若い世代に絞ったのは、「知床ナンバー」の導入時期は平成32年春とされており、この時期以降に自動車を購入するのは中高年層より若い世代のほうが多いと考えたからだ。

■世代別の割合=20代から40代の回答内容を世代別で見てみる。

〈賛成〉と〈反対〉の割合の差が最も大きかったのは40代で、〈賛成〉17%に対し〈反対〉は73%だった。20代と30代も〈反対〉が〈賛成〉上回っており、両世代共通の特徴として〈わからない〉が30%を超えた(※詳細はグラフを参照)。

■考察=20代~40代の回答で〈わからない〉は25%だった。本紙のアンケート用紙では「知床ナンバー」導入のポイントを3つに絞って説明したほか、本紙で連載記事を掲載するなどしたものの〈わからない〉が25%を占めた。 「知床ナンバー」導入について、唐突感を抱く網走市民は少なくない。水谷市長自身から市民向けの説明はない状況で、市民は何を、どのように考えればいいのか整理がつかないのかも知れない。


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サンプルアンケートから~その③

男女別の回答

自由記入欄〈なぜ導入?〉目立ち

網走市が導入の検討を進める自動車の「知床ナンバー」。本紙は導入の可否などについて81人の市民にアンケート調査した。目的は水谷洋一市長への判断材料の提供である。今回は男女別の回答結果、そして自由記入欄に記された意見を紹介する。

■〈わからない〉7割=女性の回答者は24人。男性と比べて異なる点は、導入に〈賛成〉がゼロだったことだ。そして、〈わからない〉としたのは71%(10人)と多かったことだ。

導入〈反対〉とした女性回答者の主な意見は次の通り。

メリットが実感できない網走は知床でないと思うナンバーを変える意味がわからない網走=知床ではないない知床ナンバーにしたら何かいいことあるのですか?変える必要性を感じない

〈わからない〉とした女性回答者の主な意見は次の通り

▽網走=知床とはならない気がする(網走と知床は)結び付きが弱いと思う(導入されれば)従うが無理に変えてほしいとまで思わない

■〈賛成〉2割=男性回答者(57人)のうち、導入に〈賛成〉22%(13人)、〈反対〉61%、〈わからない〉14%だった。

〈賛成〉とした男性回答者の主な意見は次の通り。

おもしろい北見(ナンバー)にこだわらなくていい恥ずかしさが逆に新鮮世界遺産を誇れるので良いのでは

〈反対〉とした男性回答者の主な意見は次の通り

網走市民なのになぜ知床ナンバーなのか網走は知床の範囲という気がしない▽(北見ナンバーか知床ナンバーを)選べることを希望網走ブランドを放棄するようなことはしないでほしい▽次回の規制緩和を視野に更なる要件緩和(網走ナンバーが可能となるような内容)を求めていくべきと考える

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次回はアンケートとは別に本紙に届いた市民の声を中心に紹介します。


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サンプルアンケートから~その④

本紙に届いた声から

「なぜ網走が知床PRするのか…」

網走市が導入検討を進める自動車の「知床ナンバー」。本紙は以前の紙面で連載記事を掲載したところ、アンケートとは別に市民から意見が寄せれた。いずれも導入には反対で、反対する根拠がわかりやすい内容(建設的で具体的)なため、その一部を紹介する。

■「なぜ?」「突然」=本紙に寄せられた意見をまとめると、「なぜに知床ナンバーなのか?」という疑問が〈反対の出発点〉になっているようだ。市民の意見は次の通り(要約してます)

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「(知床ナンバー導入について)突然の感がします。網走市民の中にどくらい希望する人がいるのでしょうか。なにか思いつきのような感じがします」

「道東観光の拠点として今まで確固たる位置の中にあった網走が今なぜ、知床ナンバーを採用して知床をPRするため広く市民に使用してもらう必要があるのか」

■条件クリアに協力?=次は本紙に寄せられた意見の中から「反対理由」を抽出し、要約すと次のようになる。

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「斜里町、羅臼町は理解できる。(知床ナンバー決定条件の一つで自動車の登録台数)5万台のために参加する意味がわかりません」

「知床ナンバーを名乗ることが出来る車両は、知床半島のエリア内の羅臼町や斜里町に限られるべきで、(5万台という)規定の台数に満たないのであればあきらめるべき」

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「知床ナンバー」導入については根室管内の羅臼町や斜里町、網走市など8市町による検討協議会で準備を進めている。8市町の登録台数は10万台を超えるが、羅臼町や斜里町の2町だと2万台に達しない。

■地域性を考えて=手紙を通じて自身の考えを本紙に伝えてくれた市民はこう記す

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「仮に網走が周辺市町村に呼びかけ『網走ナンバー』を導入しようというような話が出たとするならば、周辺の市町村は簡単に賛同するでしょうか。地域というのはどこまでもついて回り、地域性を考えて選ぶことになると思います」


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サンプルアンケートから~完

市議にも調査 足りぬ説明 役所の手法に疑問

役所へは「反対」66%

自動車の「知床ナンバー」導入について、網走市議会議員にも意見を聞いてみた。「市民への説明不足」「決定までの時間不足」を指摘する声が多く、導入決定前に市議会での議論を望む市議も少なくなかった。

      

■「反対」=田島央一市議(結成の会)は、9月の定例市議会で知床ナンバーについて一般質問した。田島市議は、導入する上で不可欠な<地域住民の合意形成>について、「何をもって合意形成とするのか」と質問した。

市の担当者は「国交省の導入要綱には地域住民の合意形成の内容手法などは具体的に示されていない。今後、広報あばしり10月号及びHPにおいて、市民の皆様の意見を募集したいと考える」(「市議会だより」より)と答弁した。

■反対6割=10月の1カ月間、網走市役所に寄せられた市民からの意見は48件。このうち、「反対」は32件で全体の66%を占めた。「賛成」は16件の33%だった。

■A議員=中堅市議のA議員は「知床ナンバーについて市民への説明が不足している。この状態の中で、市民に賛否を問うはのどうなのか」と懸念し、「(知床ナンバー導入の)目的をきちんと伝えてほしい。『大義』がなく、なんのための知床ナンバーなのか」とする。

■B議員=新人市議のB議員。「市民への説明が足りなすぎる。(導入)決定までのプロセスの中で市民と議論する時間は足りない。知床ナンバー導入についてはもっと時間をかけて議論すべき」とすする。

■C議員=ベテラン市議のC議員は「知床ナンバーの導入は基本的に賛成。ただ、(市役所の)市民からの意見を募る方法、市民の考えを問うスタイルには疑問」とした。

■議会で議論を=中堅市議の3人。共通する指摘は「市役所の説明不足」、そして「(導入)決定までの時間の短さ」だ。

ベテラン市議のC議員、中堅のD、E、F議員は「(導入が決定する前に)知床ナンバーについては市議会でも議論すべき」と口を揃える。

水谷洋一市長の判断の行方、そして市議会での議論に注目される。

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