連載『知床ナンバーってナニ?』

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連載① 交付後は『北見ナンバー』選択できず

網走市の水谷洋一市長は、羅臼町や斜里町などと一緒に自動車のご当地ナンバー「知床ナンバー」を網走市にも導入する考えだ。網走市民には住民懇談会を通じて説明したものの、出席者からは「内容がよく分からない」といった声が多い。「知床ナンバー」導入について、《網走市民の考えるポイント》などを紹介する。 (大・記者)

【考えるポイント①=方針= 網走市役所は、水谷市長の意向を受けて「知床ナンバー」導入を進める考えだ。今後、網走市民に対して、「知床ナンバー」導入についての賛否を問う。

同市役所は10月以降、市民からの意見を募る。寄せられた市民の声を踏まえ、水谷市長をはじめ網走市役所が「地域住民の合意形成(市民の大半が賛成した―という意味)が図られた」「図られなかった」のいずれかについて判断する。

↓国交省のHPから

【考えるポイント②】=3パターン= 水谷市長が導入をめざす「知床ナンバー」を含めた自動車のご当地ナンバーは、3種類ある。次の通りで、知床ナンバーを仮定に概略を説明する。

従来ナンバーの「北見」→「知床」に変わる

「知床」に変わったナンバープレートに<色なし>の図柄が入る

ナンバープレートに<色付き>図柄が入る

【考えるポイント③】=選択=前述のは選べることができる。ただし、手数料または寄付金が必要だ。

ナンバープーレートの図柄デザインは、網走市だけで決めることはできない。描かれるデザインは、導入決定後から考案作業が始まるらしい。

【考えるポイント④】=北見ナンバー=網走市役所によると、「知床ナンバー」の導入が決まれば、早ければ平成32年春には交付開始となる。

「知床ナンバー」の交付後、網走市民が新たな自動車ナンバーを取得する際、「北見ナンバー」を選ぶことはできない。前述した①~③の「知床ナンバー」から選ぶしかない。

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連載② 交付決定後、後戻りできず

網走市役所、市民の賛否問う

網走市の水谷洋一市長は、自動車ナンバーの「北見」から「知床」への変更に前向きだ。今回の記事は「知床ナンバー」導入に向けて準備を進める<知床・地方版図柄入りナンバー導入検討協議会>について、そして同協議に水谷市長が参加した経緯などを紹介する。 (大・記者)

【考えるポイント】まず、「知床ナンバー」導入について、網走市民としての”考えるポイント”を紹介する。

「知床ナンバー」交付開始後、「北見ナンバー」を選ぶことはできない   (水谷市長⇒)

「知床ナンバー」は《図柄なし》と《図柄ありモノクロ》《同カラー》の3種類

「知床ナンバー」の交付時期は平成32年春以降となる見通し

【「網走」はダメ】「知床ナンバー」のような自動車のご当地ナンバーは、国土交通省の規制緩和により導入できる。ちなみに「網走」や「オホーツク」は導入条件をクリアできない。

【設立】同協議会の会長は、羅臼町の湊屋稔町長だ。メンバーは根室管内の根室市、別海町、中標津町、羅臼町、そしてオホーツク管内の網走市と斜里町の計7市町で構成される。8月30日に設立され、今年12月には導入の意向を正式表明し、来年3月の申請をめざす。

羅臼町役場に取材したところ、「まずは根室管内の自治体で足並みをそろえようと、準備を始めました」(担当職員)。オホーツク管内においては斜里町長が窓口となり、声かけしてもらうようになったようだ。

【7月に打診】斜里町役場の担当職員は取材に対し、「たぶん7月ころに斜里町長から水谷市長に打診があったと思います」。

一方、網走市役所の管理職は「(水谷市長が協議会への参加意向を固めた)7月中に幹部職員に水谷市長から報告があり、8月下旬から始まる住民懇談会で説明する、ということになった」と説明する。

【清里は慎重】網走市よりも「知床」エリアに近い清里町は、「知床ナンバー」の導入には慎重だ。清里町の櫛引政明町長は「町民に説明するには時間が少ない」とし、保留の立場を取っている。

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連載③ 「合意形成」=「市民との議論」

田島市議、議会で質問

網走市は水谷洋一市長の意向により、自動車ナンバーが「北見ナンバー」から「知床ナンバー」に変わる可能性が高まっている。変更する場合、国土交通省は住民との<合意形成>が必要としています。先日の網走市議会で、市議の1人は<合意形成>などについて質問した。 (大・記者)

【考えるポイント】まず、「知床ナンバー」について、網走市民として考えるポイントを簡単に説明します。

「知床ナンバー」交付開始後、「北見ナンバー」を選ぶことはできない

「知床ナンバー」は《図柄なし》と《図柄ありモノクロ》《図柄ありカラー》の3種類

「知床ナンバー」の交付時期は平成32年春以降となる見通し

【合意形成】網走市が「知床ナンバー」を導入するために必要な住民との<合意形成>。水谷市長の意向と網走市民との考えが一致したとき<合意形成>となる。

先日の網走市議会定例会で田島央一市議は知床ナンバーについて質問し、網走市役所の<合意形成>についての考えも聞いた。答弁内容を要約すると、<国交省は合意形成の根拠を示していない(賛成・反対の割合など)>となり、<網走市役所は市民に説明した上で意見を募ることで合意形成する>考えのようだ。(画像をクリックすると動画が見られます

【選べないの?】田島市議は議会での質問後の取材に対し、「『知床ナンバー』導入後も『北見ナンバー』に戻れると思っている市民が多い」と危惧する。

網走市役所は8月18日から9月6日までに市内9地域で住民懇談会を開催。席上で、幹部職員が知床ナンバーについて説明をした。

懇談会の参加者数は延べ<156人>で、1回平均は<17人>。水谷市長自身から導入に理解を求める発言はほんとんどなかったらしく、田島市議の質問に対しても答弁しなかった

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<合意形成>するためにはまず、市民への丁ねいな説明が必要だ。市役所の担当職員だけに説明させるのではなく、水谷市長自身の「知床ナンバー」に対する<考え・想い>を広報誌、またはホームページなどを通じて市民に伝えることが、<合意形成>に向けた第一歩だと考える。

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連載④   広報誌とHPで説明

自動車の「知床ナンバー」を網走市でも導入するかは、「まだ決まったわけではない」(網走市役所職員)。網走市役所は10月以降、網走市民に賛否を問い、その結果を踏まえて水谷洋一市長が判断する―という流れだ。市民への説明時間が限られている中、水谷市長と市民との議論がどれだけ深まるのか注目したい。  (大・記者)

【決まってはいない】網走市役所は「知床ナンバー」について、8月18日~9月6日までに市内各地域の9カ所で開催した住民懇談会で説明した(延べ参加数は156人、1回あたりの平均は17・3人)。

懇談会に出席した複数の市民によると、担当職員は「『知床ナンバー』の導入は決まったわけではない」との説明を繰り返したという。町内会の役員として出席した男性は「唐突にこの話題(知床ナンバー)が出てきました」と話す。

【あと2カ月】網走市役所は、「広報あばしり」10月号や網走市のHPで市民に説明する考え。そして、市民の意見を募り、水谷洋市長は市民の考えを踏まえた上で決断する。網走市役所の資料には、<(知床ナンバー)導入意向の表明 H29.12初旬>と記されている。

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長年かけて住民に定着したルールを大幅に変更するには、<目的>と<まちの将来展望>などについての丁ねいな説明が求められる。加えて、歴史を尊重しなければならない(網走市はかつて、北見国=きたみのくに=網走郡網走村だったということなど)。

「知床ナンバー」の導入は大きなルール変更である。「知床ナンバー」が導入されるのは平成32年春以降の見通しだ。導入後、網走市民は「北見ナンバー」を選ぶことはできない。

手紙やメールによるパブリックコメント以外の手法で、市民から「知床ナンバー」の是非を問うことはできないのだろうか?。まずは、10月以降に市民からどのような意見が寄せられるのか注目している。

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